溝口徹先生『分子整合栄養医学』

あじまりかん

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溝口式とは

溝口徹

溝口徹先生は神奈川県出身の医師で、
新宿溝口クリニックの院長です。
2003年、日本初の栄養療法専門クリニックを開設。
オーソモレキュラー療法の第一人者として、
食事指導や栄養療法を行っておられます。

 

日本人の死亡原因の第一位は癌です。
日本国民の二人に一人は癌に罹っています。

 

一方、アメリカでは国を挙げての対策によって
癌で命を落とす人の数は減少傾向にあります。

 

正常細胞と癌細胞は、
ほとんど見た目に違いがありません。
ところが明確に異なる点があります。
それは細胞分裂です。

 

細胞が分裂する時にDNAがコピーされますが、
コピーされる度にテロメアが少しだけ短くなります。
細胞が分裂する度にテロメアが短くなり、
最終的にテロメアがなくなってしまうと
細胞はそれ以上分裂ができなくなり、
自然死を迎えます。

 

一方、癌細胞には短くなったテロメアを
常に補充する酵素テロメアーゼが豊富にあるので、
無限に分裂する事ができるのです。

 

現代の病気の多くは
細菌やウイルスなどの感染症が原因です。
本来体にない構造の外敵なので、
敵の特徴を徹底的に分析すれば、
具体的な対策を練る事ができます。
しかし、癌細胞は内なる敵であり、
正常細胞との差がほとんどないため、
有効な対策が確立されていません。

 

癌細胞は自らが成長し生存するために
巧妙に仕組まれた戦術を駆使して
私たちの体の中で無限に増殖します。

 

癌細胞は血液中の蛋白質を取り入れて増殖しますが、
その蛋白質の量は食事中の蛋白質の量とは無関係で、
どれだけ食事からの蛋白質の摂取量を減らしたとしても、
癌細胞は自らの成長に必要な蛋白質を
血液中から取り入れて無限に増殖します。

 

癌細胞は免疫を掻い潜り自分や仲間たちが無限に
増殖するための独特の仕組みを備えています。
その代表的な仕組みが自分専用の新生血管です。

 

癌細胞は自分のためだけに新生血管を作り、
その新生血管から成長に必要な栄養や細胞を取り込み、
無限に増殖するという軍事的な手段を用います。

 

癌細胞が悪性と言われるのは、
患者の体から栄養を奪い続けて、
無限に増殖するからです。
そして、癌細胞の宿主である患者から、
癌細胞が増殖するのに必要な栄養素が奪えない状態になった時、
すなわち患者の生命が維持できない栄養状態になった時、
癌細胞の生涯にも終止符が打たれる事になるのです。

 

この事は末期癌患者であろうと、
癌細胞が増殖する以上の栄養素を
摂取し吸収する事さえできれば、
患者は生命を維持できる事を示唆しています。

 

どんなに若くて健康な人でも、
毎日数千個の癌細胞が生まれては消されています。
ある日、その一つが消される事なく分裂を始めます。
そして、分裂を繰り返して腫瘍を作り、やがて転移していきます。

 

癌細胞も他の細胞や組織と同様、
活動や増殖に大量のエネルギー源を必要とします。

 

癌細胞は、分裂、増殖、転移するのに必要な
エネルギー源を血液中のブドウ糖から補給しています。

 

癌細胞は正常細胞の6倍以上ものブドウ糖を消費します。
癌細胞が体に存在すると、血液中のブドウ糖が大量に消費されます。
癌細胞の分裂や増殖に伴って低血糖発作が起こる場合もあります。

 

癌細胞はブドウ糖を効率よく補給するために、
人間の体の性質を変化させてしまいます。

 

通常、血糖値が下がると糖新生が起こり、
血糖値が適正であれば糖新生は起きません。

 

ところが、癌患者の場合、
血糖値が適正であっても糖新生が常にフル稼働し、
血液中にブドウ糖を放出し続けるのです。

 

その結果、癌患者の筋肉は痩せ衰えて、
手足が細くなったり、頬がこけたりします。

 

従来の癌の食事療法では、
動物性蛋白質を控えるように指導されます。
しかし、この指導に従い続けると、
食事の摂取比率の多くは糖質となり、
血中ブドウ糖濃度が高くなります。
その上、蛋白質が圧倒的に不足するので、
糖新生によって分解された筋肉を補修する事ができず、
体の衰弱を食い止める事ができなくなるのです。

 

癌患者は筋肉が分解されないように、
食事から動物性蛋白質の摂取量を確保し、
状況次第ではプロテインやアミノ酸を利用して
効率よく筋肉量を維持する事を優先するべきです。

 

癌が進行すると、ほとんどの患者は貧血傾向になり、
癌細胞はますます元気に成長していきます。

 

貧血でヴィタミンB群不足の状態は、
癌細胞にとって好都合の環境です。

 

患者が癌と闘えるかどうかの評価は、
血液中に含まれるアルブミン濃度と
白血球に含まれるリンパ球の数で決まります。

 

癌細胞は血液中のアルブミンとヘモグロビンを利用し、
さらに貧血を促進させ、患者の体を容赦なく蝕みます。
血液中のアルブミンとヘモグロビンの低下を抑える事は、
癌に負けない体を作る上で、最も重要な要素であり、
動物性蛋白質の摂取を控えるべきではないのです。
特に動物性蛋白に多く含まれるメチオニンが重要です。

 

甲田療法とゲルソン療法に共通して言えるのは、
血糖値の上昇が少ない食事療法であるという事です。
この点から見れば甲田療法とゲルソン療法は理に適っています。
ところが、甲田療法とゲルソン療法の欠点は、
動物性蛋白質を摂取しないという事です。
動物性蛋白質を摂取しなければ
癌に対抗する体力が低下します。

 

動物性蛋白質の摂取によって腫瘍が大きくなる事はありません。
動物性蛋白質の摂取量と癌細胞の活動性の亢進は無関係です。

 

体にとって必要な蛋白質は睡眠中に合成されるので、
就寝前に少しでも蛋白質を口にするのが理想的です。

 

どのような種類の癌であっても、
直接の死因は栄養失調です。

 

癌患者の余命期間に直接関わってくるデータは、
除脂肪体重と血液中の蛋白質の濃度です。

 

癌患者が一番注意しなくてはならないのは、
除脂肪体重の減少を抑制する事です。
魚に多く含まれる油オメガ3系脂肪酸EPAは
食欲増進作用などがあり、
除脂肪体重の減少を抑制する効果が認められています。

 

魚に多く含まれる油オメガ3系脂肪酸EPAは
血液中の脂肪分を取り除いたり、
炎症や癌細胞の増殖を抑えたり、
テロメアを長くしたりするなど、
様々な効果をもたらす栄養素です。

 

癌細胞は正常細胞と比べて
熱に弱いという性質があり、
それを治療に応用したのが温熱療法です。

 

癌予防には笑いとリラックスが非常に有益です。
笑うと大脳新皮質に流れる血液量が
増加して脳の働きが活発になります。
笑った後に脳波を計ると
アルファ波だけでなくベータ波も適度に上がり、
脳はリラックス状態にありながらも活性化します。

 

アルファ波が高値を示すリラックス状態になると
副交感神経が優位になります。

 

副交感神経が優位になると
NK細胞の活性が上がります。

 

落語や漫才を聞いて笑う事によって
NK細胞の活性が上がる事が分かっています。

 

鏡に向かって笑顔の表情を作るだけでも
NK細胞の活性が上がる事が分かっています。

 

NK細胞の活性を増強させる成分の代表格は、
ヴィタミンC、βグルカン、フコイダンなどです。

 

ヴィタミンCはブドウ糖と化学構造が似ているため、
細胞の外から中へ移動する時は
ブドウ糖とほぼ同じ輸送経路を通ります。

 

糖質を摂らないようにすれば
癌細胞は空腹状態になります。
糖質制限をしながらヴィタミンCを摂取すると
癌細胞はヴィタミンCをブドウ糖と勘違いして
正常細胞よりも非常に多く細胞内に取り込みます。

 

ヴィタミンCは別名「抗酸化ヴィタミン」と言われており、
ヴィタミンCは高濃度になると
栄養素として作用するのではなく、
活性酸素を発生させて抗癌剤として作用します。

 

超大量のヴィタミンCを動脈や静脈から注入すると
化学反応を起こし、その代謝過程で過酸化水素を生成します。
過酸化水素は活性酸素の一種で酸化力があります。

 

正常細胞は酵素カタラーゼがあるので、
過酸化水素を瞬時に無毒化する事ができますが、
癌細胞は酵素カタラーゼが不足しているので
過酸化水素を無毒化する事ができず死滅します。

 

ヴィタミンCを大量に点滴投与すれば、
癌細胞にのみ酸化物が蓄積していく事になります。
この結果、正常細胞に悪影響を与える事なく、
癌細胞だけを選択的に死滅させる事ができるのです。

 

ヴィタミンCにはNK細胞を活性化させる作用もあります。
さらにヴィタミンCにはコラーゲンの生成を促進する作用があり、
癌細胞周囲に膜を作って浸潤や転移を抑える効果があります。
その上、ヴィタミンCは白血球やマクロファージの働きを高めたり、
免疫物質インターフェロンの生成量を増やす作用もあります。

 

高濃度ヴィタミンC点滴療法は、
癌、B型慢性肝炎、C型慢性肝炎、
クローン病、潰瘍性大腸炎、膠原病、リウマチ、
認知症、高血圧、花粉症、アトピー性皮膚炎、
風邪、慢性疲労症候群、鬱症状、不眠症、
肝斑、乾燥肌などに対して効果を発揮します。

 

ヴィタミンDには強力な抗癌作用があります。
多くの日本人はヴィタミンDが不足していると言われています。
ヴィタミンDは紫外線を浴びる事によって皮膚から生成されます。

 

1日のアミノ酸の推奨摂取量

必須アミノ酸 8g以上
BCAA 6g以上
グルタミン 9g以上

 

NK細胞を活性化させる条件

  • 質の高い睡眠
  • リラックス
  • 適度な運動
  • 笑い
  • 高濃度ヴィタミンC点滴療法

 

笑いの健康効果

  • 脳の前頭葉が活性化する。
  • 免疫グロブリンAが多くなる。
  • NK細胞が活性化する。
  • 副交感神経が優位になる。
  • セロトニン神経が活性化する。

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