外園久芳先生『果糖と糖尿病の発症との間には有意な関係はない』

あじまりかん

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外園式とは

外園久芳

外園久芳先生は、東京都品川区西品川のフルーツ・クリニック外園診療所の所長です。

 

私たち人類の祖先は、肉食でもなく、
草食でもなく、雑食でもありませんでした。
人類の祖先は果物を主食としていました。
1200万年前の原人からホモ・エレクトスまで、
一つの例外もなく、果食種族である事が明白です。

 

一日にどれだけの蛋白質を摂取するかという事よりも、
どれだけの果物を食べるかという事の方が重要です。

 

果物は植物の葉が光合成し、
蛋白質複合体を組成し、結実しているので、
すべての果物に蛋白質が含まれています。

 

初期の人類において、果物の役割は中性脂肪の蓄積が第一義でした。
果糖はブドウ糖より急速に代謝されるという特徴があります。
果糖は肝臓での脂肪合成酵素群の発現を促進させる作用も持っており、
急速に代謝される事と合わせて、とても中性脂肪に変わり易いのです。
中性脂肪の蓄積は、飢餓に対する唯一の防衛策だったに違いありません。

 

外園式の基本は、果物、生野菜、全粒穀物、刺身です。
森の中で生活していた人類の祖先の食事を実践すれば、
生の果物と野菜に含まれる酵素がインスリンの生産を促し、
現代の生活習慣病である糖尿病は治るというのです。

 

果物の糖質は、果糖を主成分に、
ショ糖、ブドウ糖、糖アルコールなどから構成されています。
それぞれの糖の比率は果物の種類によって異なりますが、
これらの糖質のうち果糖は10%くらいしかブドウ糖に変わらず、
残りの90%は果糖のまま吸収されます。

 

果糖は単体であれば、
肝臓で中性脂肪トリグリセドに代謝されるので、
血糖値をほとんど上昇させず、
インスリンの追加分泌もほとんどありません。
摂り過ぎれば高トリグリセド血症になる事もありますが、
果物に含まれる程度の量であれば、
問題になる事はまずないです。

 

従って、果物の糖質のうち約半分が果糖だと仮定すれば、
穀物の糖質に比べれば血糖値を上昇させにくいと言えます。
しかし、同じ果物でも缶詰、シロップ漬け、ドライフルーツは、
生に比べてヴィタミンCが少なく、
糖質含有量が多いので食べてはいけません。

 

どんな糖質も単糖類からできています。
単糖類というのは、糖質の最小単位の事です。
ブドウ糖や果糖は、単糖類です。
ブドウ糖や果糖が二個繋がると二糖類になります。
ショ糖は、ブドウ糖一個と果糖一個が繋がったものです。
二糖類の他にも、繋がっている単糖類の数によって、
三糖類、四糖類、五糖類、六糖類があります。
単糖類が7〜10個以上繋がると多糖類になります。
糖質には様々な種類がありますが、
私たちの体は単糖類しか吸収できません。
単糖類以外の糖質が入った食事をした場合、
体は自分でつくった消化酵素を使って、
それらの糖質を単糖類にまで分解しているのです。

 

未熟な果物には、消化しなければ吸収できない糖質が沢山含まれています。
しかし、時間の経過と共に、果物に含まれている自己消化酵素が、
それらの糖質を少しずつ分解していってくれるのです。
その結果、果物が熟す頃には、消化可能な糖質のほとんどが、
ブドウ糖、果糖、ショ糖になっているという訳です。
ブドウ糖と果糖はどちらも単糖類ですので、
全く消化する必要がありません。
ショ糖もブドウ糖一個と果糖一個が繋がったものですから、
結合部分を一ヶ所切断するだけで簡単に消化できてしまいます。
つまり、熟した果物の中の糖質は、
既にそのほとんどが消化されているという事です。
果物の成分の中で最も多いのは、
全く消化する必要のない水分で、
それ以外の大部分は糖質です。
その糖質でさえも、食べる前にほとんどが消化されている訳です。
果物はたった45分間で、消化・吸収・排泄されます。

 

果物は、消化に体のエネルギーを消耗する事がない唯一の食べ物であり、
同時に単糖類という優れたエネルギー源を最も効率的に与えてくれます。
野菜にも糖質は沢山含まれていますが、そのほとんどは多糖類で、
単糖類や二糖類は少ししかありません。
私たち人間は、野菜に含まれている多糖類を全く消化する事ができません。
私たちが野菜から充分な単糖類を摂取するためには、
非常に多くの量を食べなければならないのです。

 

果物を食べると、体が冷えるとか、血糖値が上がるとか、
糖尿病になるなどと思われがちですが、そのような事はありません。
果物はいくら沢山糖を含んでいても、食物繊維と一緒に入っているため、
果物を食べても、血糖値が急激に上がるような事にはならないのです。
むしろ、果物を食べる事によって、
血糖値をバランスよく保つ事ができるようになります。
というのも、果物の中に含まれている果糖やブドウ糖などの糖分は、
生の果物自身に含まれている酵素によってすべて分解されているからです。
生の果物を食べれば食べるほど、
必要な量の酵素をそれ自身が補ってくれるので、
人間の消化酵素で分解する必要はなく、
体内酵素が欠乏するような事はないのです。

 

果物は、食物酵素が豊富に含まれた理想的な食品です。
ヴィタミンC、ミネラル、ファイトケミカルも多分に含まれていますし、
少量ですが、良質な脂質や蛋白質を分解したアミノ酸も含まれ、
私たち人間の体に必要な栄養素のほとんどが含まれています。
果物に含まれる果糖やブドウ糖は、
最も分子の小さい単糖なので消化に負担をかけません。
特に果糖は緩やかに吸収される糖分なので、
インスリンの分泌をほとんど必要としません。

 

女性が果物を食べても太りにくい時があります。
それは出産後に授乳をしている時です。
授乳中は赤ちゃんに水分と栄養を持っていかれるので、
水分も果糖も含んでいる果物で補うのが最適です。
摂取した果糖は余る事なく、
ほとんどが母乳の材料に使われます。
中性脂肪が増える心配が少ないので、
妊娠で増えた体重は自然に元に戻ります。

 

外園久芳先生は、果物と血糖値の相関を調べるために、ある実験を思いつきました。
糖尿病の検査をする時、ブドウ糖75グラムを飲んで、血糖の上がり方を見ますが、
ブドウ糖の代わりに果物でやってみたらどうだろうと考えられたのです。
果物が肥満や糖尿病の原因になるなら血糖値は上がり、
そうでないなら数値は低いはずです。

 

実験の方法は、
まず空腹時の血糖値を測定し、
すぐにブドウ糖75グラムを飲んでもらいます。
一時間後、再び採血し、
さらに二時間後にもう一度採血して、
計三回の血糖値の変化を調べます。
別の日に空腹時の血糖値を測り、
直後にブドウ糖75グラム相当の糖分を含む量の果物を食べます。
そして一時間後、さらに二時間後と採血して血糖値の変化を調べます。
糖分量が同じなのだから、
同じような数値が出そうなものですが、
そうだとすると、ブドウ糖と同じくらいの弊害があるという事になります。
また、もっと高い数値ならば、
それ以上に問題がある事になりますが、
低ければ、果物が肥満や糖尿病の原因になるとは言えない事になります。

 

実験の結果、誰もが果物を食べた時の方が確実に下がっている事が分かりました。
特に血糖値が異常に高い人ほどその下がり方が極端です。
逆に血糖値が低い人が果物を食べると血糖値が上がります。
この事から果物が血糖値を適度に保つ調整機能を持っていると考えられます。

 

人類の種の起源は、熱帯地方であると言われています。
しかし、人口が爆発的に増加した結果、移住を余儀なくされ、
生息地を熱帯から温帯、寒帯へと拡散を始めるようになりました。
しかし、解剖学的、生理学的には、
人類が熱帯起源の動物である事に変わりはありません。
従って、私たち人類の体に適した食べ物は、
種の発生当時に住んでいた熱帯で産出される果物なのです。

 

具体的にどのような果物が良いのでしょうか。
外園久芳先生は、果物の中でも、南国産のバナナ、パイナップル、
キウイフルーツ、ライチなどが糖尿病には良いと考えておられます。
果物の産地の年間平均気温が高く、日照時間が長いほど、
光合成の能力が高いから生命の活性が高いと考えられるからです。
北半球で収穫される葡萄は、高血糖の人は摂取しない方が良いでしょう。
高血糖の人が葡萄を食べると、
他の果物に比べて血糖値が上がるという試験結果が出ています。
気温の低い地方の果物、生野菜は生命の活性が低い事が原因と考えられています。

 

外園式果物療法は、ナチュラル・ハイジーンにも通じるものがあります。


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