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石塚式とは

石塚左玄名言塾

石塚左玄先生は、明治時代の軍医、医師、薬剤師です。
玄米菜食による食事療法だけで
ほとんどあらゆる種類の病気を治療し、
近代医学をも身につけた食医としては
日本では恐らく開祖と言えるでしょう。

 

石塚左玄先生は子供の頃から体が弱く、
難治性の皮膚病や腎臓病を患っていました。
だからこそ、食事を非常に大切にしたのでしょう。

 

石塚左玄先生は、東洋医学の
古典『素問』の中の一節にヒントを得て、
土地と気功と食物との関係が人間の体や
心に影響を与えるという事を知ったそうです。
また、消化器の構造と食物との間に
密接な関係がある事に注目して、
ヨーロッパの新しい化学知識を利用して、
独特の食養生を創り出しました。

 

石塚左玄先生は「食養」という概念を提唱し、
1907年には「食養会」を発足させます。
石塚左玄先生が重視したのは栄養学ではなく、
食べ物の味や特性を活かす事です。
住んでいる土地で作られた旬の物を
食べるという身土不二という考え方です。

 

石塚左玄先生が活躍した明治時代は文明開化の真っ只中で、
日本にも西洋文化の波が押し寄せてきました。
日本人よりも体格の良い西洋人の食事の方が
栄養学的に優れていると考えられていました。

 

しかし、石塚左玄先生は、
日本人には日本人に合った食事があり、
さらにそれぞれの地域に合った食事があり、
地域の農産物や海産物を食べるべきだと主張し、
仏教用語の「身土不二」を提唱しました。
当時から「地産地消」を唱えていたのです。

 

『魏志倭人伝』には
「日本人は喪中には肉を食べない」
と書いてあります。

 

『日本書紀』には史料上初の
肉食禁止令が記されています。

 

日本では公に肉食が認められるまで、
675年5月19日の天武天皇の肉食禁止令から、
1872年1月24日の明治天皇の牛肉試食に至るまで、
実に1200年の歳月を費やしています。

 

一般の日本人は、1200年間、
一飯一菜一汁の肉抜きの食生活をしてきたので、
遺伝的には肉の消化よりも
穀物の消化を得意とするようになっているのです。

 

人間は食物の化身であり、
肉体も精神も食物の支配を受けています。
病気治療には何をおいてもまず、
食物を正さなければなりません。

 

昔から日本では玄米菜食の効果が知られています。
玄米と野菜だけではEPAやDHAなどの脂肪酸、
ヴィタミンB12などが不足しますので、
これに魚介類を加えた玄米魚菜食が理想的です。

 

人間には32本の歯がありますが、
そのうち20本は穀物を食べるための臼歯、
8本は果物・野菜・海藻を噛み切るための門歯です。
4本は魚貝類を噛み切るための犬歯です。
人間の歯の形や種類は、穀物が主食であり、
野菜や魚貝類は副食である事を示しています。

 

人間の歯の形が示す食事の比率

穀物 62.5%
果物・野菜・海藻 25%
魚介類 12.5%

 

穀物、野菜、海藻、果物を複合炭水化物と呼び、
この割合が食事量全体の80%を
超えるような食べ方をしている地域に、
長寿村と言われている所が多くあります。

 

食生活は、環境によって異なります。
山地と海辺、暖国と寒国、乾地と湿地、大陸と島国など、
風土によってそれぞれ特徴があります。
このような理由から、遠地産のもの、
季節外れのものはなるべく摂るべきではありません。

 

夏野菜は実物が多く、
冬野菜は葉物や根菜が多いです。

 

上に向かって育つ野菜は体を冷やす野菜が多いです。
下に向かって育つ野菜は体を温める野菜が多いです。

 

体を冷やす野菜は熱い地域で夏に収穫するものが多いです。
体を温める野菜は寒い地域で冬に収穫するものが多いです。

 

自然は夏には暑さを乗り切るための野菜を、
冬には寒さを乗り切るための野菜を用意してくれているのです。

 

正しい食生活には、有機質と無機質の二つの調和が必要です。
無機質類の中でも特にナトリウムとカリウムとの調和が大切です。
ナトリウムは動物性食品や海藻類に多く含まれ、
カリウムは植物性食品に多く含まれます。
海のものと山のもの、動物性食品と植物性食品を
適当に配合調理して食べ合わせるのが理想的です。

 

一つの食品をまるごと食べると自然に
多種の栄養素の調和がとれやすくなります。
穀物はなるべく精白しないものを食べます。
野菜は根も葉も皮も丸ごと食べます。
魚は頭も尾も皮も骨も肉も丸ごと食べます。

 

現在に至るまで、
様々な流派の食事指導者が出てきましたが、
大なり小なり、
直接間接に石塚左玄先生の影響を
受けていないものはほとんどいないように思えます。

 

石塚式食養理論

  • 食本主義
  • 人類穀食動物論
  • 身土不二
  • 陰陽調和
  • 一物全体

 

石塚左玄先生は58歳まで生きる事ができました。
当時の平均寿命からすると、
58歳は充分に長寿と言えます。


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