ダークチョコレートの栄養・成分・効果・効能・効用

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チョコレートは不老不死の長寿薬

チョコレート

チョコレートは、カカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスを主原料とし、
これに甘味料、ココアバター、粉乳などを混ぜて練り固めた食品です。

 

チョコレートの起源はアステカ文明の古代メキシコで、
インカ帝国の王様が飲む特別な飲み物だったそうです。
古代マヤ人たちは不老長寿の秘薬として珍重していたと言われています。

 

15世紀までには、カカオは貨幣として流通するほど珍重され、
アステカ民族の間では税あるいは貢ぎ物としても納められていました。

 

16世紀の初め頃のメキシコで、
アステカ王朝の皇帝モンテスマは
黄金の器で1日に50杯のチョコレートを
飲んでいたと言われています。

 

最初にカカオを発見したヨーロッパ人はクリストファー・コロンブスです。
1519年、カカオを母国スペインに持ち帰ったのが、
アステカ王国を滅ぼしたエルナン・コルテスです。

 

南アメリカからヨーロッパに伝わったココアは、
やがて粉にして菓子を作る原料にも用いられ、
1867年、スイスで初めてチョコレートが誕生しました。

 

19世紀初め、ヨーロッパではカカオ豆を薬として使っていました。
チョコレート店と薬局が協力してカカオ豆を咳止めなどの薬として売っていたのです。

 

日本では明治時代に入ってから作られますが、
本格的な生産は大正時代になってからで、
明治製菓や森永製菓が行っています。

 

国別のチョコレート消費量とノーベル賞受賞者数は
正の相関関係があるという有名な論文があります。

 

人類史上、最も長く生きた人物は、フランス人女性のジャンヌ=ルイーズ・カルマンです。
ジャンヌ=ルイーズ・カルマンは1週間に1kgのチョコレートを食べていたと言われています。

 

人類史上2番目に長寿だったアメリカ人女性の
サラ・ナウスの好物もチョコレートだったそうです。

 

埼玉医科大学の救急救命センターでは
食欲のない重症患者にチョコレートやココアを
摂取させる事で治療の一助にしています。

 

チョコレートは、高糖質、高脂肪、高蛋白、高ヴィタミン、高ミネラルな食品です。
植物性脂肪なので、過剰摂取しない限り高脂血症を促す事はなく、寧ろ抗脂血的に働きます。

 

チョコレートには脳の代謝に必要な栄養素のヴィタミンEやナイアシンなどのビタミン類や、
カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リンなどのミネラルも豊富に含まれています。
特に注目したいのは、カルシウムとマグネシウムのバランスがよいという事です。

 

チョコレートの原材料であるカカオにはポリフェノールが豊富に含まれています。
カカオ70%以上のダークチョコレートには、
お茶の4倍のポリフェノールやカテキンが含まれており、
日焼けに対する耐性を最大25%高める効果があります。
摂取量としては1日60グラムくらいが奨励されています。

 

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールの主成分はエピカテキンです。
エピカテキンは血液中に存在する活性酸素を分解して硬くなった血管を柔らかくし、
動脈硬化が原因の高血圧を根本から改善する働きがあります。
チョコレートの種類には、ミルクチョコレート、
ホワイトチョコレート、ダークチョコレートなどがあります。
血圧を下げる効果があるのは、カカオ含有量70%以上のダークチョコレートだけです。
チョコレートメーカーの森永製菓の社員たちは、毎日チョコレートを食べていますが、
実際に血圧を調べてみると、製造現場の社員は全員が正常値内でした。
チョコレートを日常的に摂取している森永製菓の社員の血管の弾力性は平均10%を超えています。
これは一般成人の平均7%を大きく上回っており、驚くべき測定結果であるとの事。
血管の弾力性が高いと心筋梗塞や脳卒中になりにくいです。
エピカテキンによる効果は摂取2時間後がピークであり、
継続的に摂取するのが望ましいです。

 

チョコレートにはアルギニンが多く含まれています。
アルギニンはアミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌を促進する効果があります。

 

チョコレートにはテオブロミンという成分が含まれています。
テオブロミンは、カカオに含まれるアルカロイドの一種です。
自然界ではほぼカカオのみに含まれ、チョコレートやココアの苦味成分でもあります。
メチルキサンチンの一種で、テオフィリンやカフェインと似た構造を持っています。
テオブロミンは、大脳を刺激して集中力、注意力、記憶力、思考力を高めます。
また、自律神経を調節する作用もあるので、リラックス効果も期待できます。

 

チョコレートにはアナンダミンという成分が含まれています。
アナンダミンはサンスクリット語で「天上の喜び」という意味があります。
アナンダミンには、脳内のカナビノイド受容体に結び付いて、
快感物質ドーパミンの放出を促し、闘争性や攻撃性を減退させ、
ノルアドレナリンを抑制する効果があります。
また、セロトニンの分泌量も増やすので、
精神状態を穏やかにして安定させてくれます。

 

最近の研究で、虫歯の原因菌はミュータレンサ菌ではなく、ソプリナス菌である事が判明しました。
チョコレートのカカオポリフェノールには、殺菌作用があると報告されており、
ソプリナス菌による虫歯の発生を防ぐ働きがあるようです。
緑茶やウーロン茶に含まれるカテキンには虫歯予防効果成分が含まれている事が知られていますが、
チョコレートのカカオポリフェノールには、カテキン以上に虫歯菌を抑制する効果があります。
カカオには、ピロリ菌や大腸菌などに対する抗菌作用がある事が知られています。
カカオパウダーは虫歯の原因菌のグルコシルトランスフェラーゼという酵素の働きを阻害します。
グルコシルトランスフェラーゼは、
歯の周りの糖分を水に溶けないグルカンという形に変える作用があります。
歯に付着しているグルカンに菌が沢山住み着くと、歯垢となり、
やがて虫歯や歯周病を起こすと考えられています。
カカオパウダーには、歯垢をできにくくする働きもある事が明らかになっています。

 

血中のコレステロール値が上がりすぎると様々な病気を引き起こしてしまいます。
カカオ脂の主成分は飽和脂酸のステアリン酸、不飽和脂酸のオレイン酸で、
一般にこれらはコレステロール値を上げません。

 

高カカオチョコレートを摂取すると脳由来神経栄養因子BDNFが増加するという報告があります。
脳由来神経栄養因子BDNFは脳内神経細胞の成長を促進する作用を持つ蛋白質の一種で、
海馬に多く存在し、記憶力や認知力に重要な影響を及ぼすとされています。
脳由来神経栄養因子BDNFが増加した理由は、
カカオポリフェノールが脳の血流を促すためと考えられています。
高カカオチョコレートの摂取によって鬱病改善や認知症予防の効果が期待できます。

 

チョコレートの原材料であるカカオ豆には
カカオプロテインと呼ばれる蛋白質があります。
カカオプロテインの特徴は消化されにくい事です。
ヴィタミンなどの五大栄養素は
胃や小腸で消化吸収されますが、
カカオプロテインは胃や小腸を
通り抜けて大腸まで届きます。
そこで体に良い働きをする腸内細菌を増やして
大腸を刺激する事で腸の動きが活発になります。
特にお勧めなのがカカオ成分の多いチョコレートです。

 

チョコレートには食物繊維の一種のリグニンが多く含まれています。
リグニンは、腸内の乳酸菌やビフィズス菌などを育てて整腸作用を促し、
余分なコレステロール、脂肪、糖分、発癌性物質を排泄し、
癌、糖尿病、高脂血症の予防に役立ちます。

 

因みにカカオ50%以上のものをビターチョコレートと言います。

 

チョコレートには様々な種類がありますが、
最もお勧めなのがクーベルチュールチョコレートです。
クーベルチュールとは、総カカオ固形分35%以上、カカオバター31%以上、
無脂カカオ固形分2.5%以上、カカオバター以外の代用油脂は使用不可という、
厳格な規格をクリアした最高峰のチョコレートの事です。
日本で一般に販売されているチョコレートのほとんどが準チョコレートと呼ばれ、
カカオバターの含有量は3%しかなく、
植物性油脂が15%以上も含まれています。

 

糖分が多いミルクチョコレートは嗜好品ですが、
カカオ99%のダークチョコレートはORAC値が高いので、
20gを週に3日摂ると動脈硬化を抑える効果が期待できます。

 

最近、ドクターズチョコレートが注目を集めています。
ドクターズチョコレートは健康のために開発されており、
砂糖不使用で、マルチトール使用で、低GIで、
多くの管理栄養士や薬剤師が推奨しており、
調剤薬局や病院で取り扱われています。

 

現在、地球温暖化の影響で、
深刻なカカオ豆不足が発生しています。
チョコレート産業の専門家たちによると、
2020年10月2日にはチョコレートが
店から姿を消すかもしれないとの事です。

 

チョコレートの品種

  • ビターチョコレート
  • ミルクチョコレート
  • ホワイトチョコレート
  • クーベルチュールチョコレート

 

ダークチョコレートの薬効

  • 疲労回復
  • 鎮咳作用
  • 高血圧予防
  • 糖尿病予防
  • コレステロール降下

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