納豆に含まれるポリアミンが動脈硬化を予防する

一日一食

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納豆は日本が誇る高ポリアミン食品

納豆

納豆は、大豆を納豆菌によって発酵させた日本独特の食品です。

 

日本で納豆が誕生したのは平安時代です。
当時の武将の源義家さんが納豆誕生の立役者だとされる伝説が残されています。
686年、源義家さんは東北地方で起きた清原一族の内乱を鎮めるため、京都を旅立ちました。
その時、馬の餌として持って行ったのが煮大豆でした。
その煮大豆を藁で作った包みに詰めて運んでいました。
ある日の事、藁の中の煮大豆はいつの間にか発酵して糸引き納豆になっていたのです。
源義家さんは、腐敗臭とは違うどこか馨しい匂いに気付き、試しに口にしてみたそうです。
偶然誕生したこの不思議な食べ物は庶民に広く知れ渡り、
納豆文化が根付く切っ掛けになったと言われています。

 

蒸した大豆に納豆菌をつけて発酵させたものが納豆ですが、
大豆の成分が分解されて、ヴィタミン類やアミノ酸が非常に増える事が分かっています。

 

日本の納豆には、糸引き納豆と塩辛納豆の二種類があります。
糸引き納豆は納豆菌による無塩発酵された納豆で、
塩辛納豆は麹菌で発酵させて塩を加えた納豆です。

 

納豆のネバネバ成分の元であるムチンは、
胃壁に膜を作って保護する役割がある他、
食後の血糖値の急上昇を防いだり、
コレステロールを低下させる働きがあり、
肥満や動脈硬化を予防する効果が期待できます。

 

納豆菌が大豆を発酵する過程で
ナットウキナーゼと呼ばれる酵素が産生されます。
ナットウキナーゼは血栓の溶解を促す働きがあります。

 

血管の中にすでにできてしまった血栓を溶かす事ができるのは、
今のところ、納豆が世界で唯一の食品です。
血栓を溶かす事ができるという事は、
心筋梗塞と脳梗塞の予防効果が期待できるという事です。
1日1〜2パック食べると血栓症予防の効果が期待できます。

 

ナットウキナーゼはアミロイドβ蛋白を分解して、
アルツハイマー病を防ぐ効果もあります。

 

就寝中は筋肉が動かず、血液が固まりやすくなるので、
夕食後や就寝前に納豆を食べるのが理想的です。

 

ナットウキナーゼは熱に弱く、70度以上の熱を加えると、
酵素としての効果を失ってしまう性質があります。

 

納豆は骨粗鬆症の予防及び改善に効果があると言われています。
骨粗鬆症とは骨に小さな穴が多発して骨折しやすくなる疾患です。
ちょっと躓いて転んだだけで太股の付け根を骨折して、
寝たきりの生活を余儀なくされる事もあります。
日本の骨粗鬆症の推定患者数は約1300万人です。
骨粗鬆症は特に閉経後の女性に多く、
50歳以上の女性では約4人に1人が患っているのです。
骨粗鬆症は閉経後の女性の大敵と言えます。

 

納豆の消費量と骨折の発症率を都道府県別に調べますと、
納豆の消費量が多い東日本では骨折の発症率が低く、
納豆の消費量が少ない西日本では骨折の発症率が高いという際立った傾向が浮かび上がりました。
納豆の消費量は東高西低で、骨折の発症率は西高東低なのです。

 

2006年、納豆の確かな効果を示す研究結果が明らかになりました。
イギリスのヨーク大学が納豆に関する複数の論文を解析したところ、
納豆に含まれる成分には骨折を予防する効果があるという事が明らかになったのです。
その発表は、世界の医学界に衝撃を与えました。

 

日本は欧米と比べてカルシウムの摂取が少ないのに骨折率が低いのは、
納豆が日本の伝統食として根付いているからでしょう。

 

納豆にはヴィタミンKが多く含まれています。
ヴィタミンKは血液を固める働きを持つ栄養素です。
ヴィタミンKは葉物野菜や海藻などにも含まれていますが、
その含有量は数ある食品の中でも納豆がトップクラスです。
発酵していない通常の大豆にはヴィタミンKはほとんど含まれていません。
劇的に増えるのは納豆菌が大豆を発酵させる時です。
納豆菌は大豆に含まれる蛋白質や糖質を餌として吸収して増殖します。
その際、吸収した栄養素を自らが作り出す酵素によって変化させ、
最終的に大量のヴィタミンKを作り出すと考えられています。

 

納豆に含まれるヴィタミンKは、
骨の質を良くして骨折しにくくする栄養素です。
骨は主にカルシウムでできています。
骨の主成分であるカルシウムが不足すると、
骨粗鬆症が発症しやすくなります。
強い骨を作るのにもう一つ重要な成分があります。
カルシウム同士をしっかりと繋ぎ合わせる成分コラーゲンです。
ヴィタミンKにはコラーゲンを増やして骨の質を良くする働きがあるのです。

 

日本骨粗鬆症学会が発表するガイドラインでも、
骨粗鬆症予防のために推奨される食品として、
ヴィタミンKが豊富な納豆が挙げられています。

 

ヴィタミンKは油と一緒に摂ると吸収率が高くなります。

 

ヴィタミンKにはヴィタミンK1とヴィタミンK2とがあり、
ヴィタミンK1は植物の葉緑体で産生されます。
ヴィタミンK2は納豆菌や人間の腸内細菌などで産生されます。

 

ヴィタミンK2は通常の食品には含まれおらず、
人間の腸内細菌が産生するのが一般的ですが、
加齢に伴って腸内でヴィタミンK2を産生する能力が低下します。

 

納豆はヴィタミンK2を含む唯一の食品です。
納豆菌は人間の腸内細菌の7倍のヴィタミンK2を産生します。

 

納豆を大量に食べると、
腸内に残る納豆菌が産生するヴィタミンK2の相乗効果もあり、
1週間近くも血中濃度の亢進が起こる事が分かっています。

 

納豆は、最高の賢脳食として海外でも広く知られています。
世界一IQの高い少年マイケル・カーニーの一番好きな食べ物は納豆です。
マイケル・カーニーの母親も妊娠中、毎日納豆を食べていたそうです。
東大生が受験時に食べていた物の一位が納豆というアンケート結果もあります。
東大出身の女優の菊川怜さんは受験時に納豆トマトを食べていたそうです。

 

納豆には、脳を活性化する成分が八つも含まれています。
特に、納豆に含まれるレシチンが脳の働きを活性化し、
記憶力を高めるのに奏功します。

 

納豆にはレシチンという脂質が豊富に含まれていて、
悪玉コレステロールを抑えるのに重要な役割を担っています。

 

納豆は大豆に比べて約5倍ものヴィタミンB2を含んでいます。
これは納豆菌によって発酵する過程で増えたものです。
ヴィタミンB2は脂質の代謝を高め、
コレステロールや中性脂肪を減らす働きがある事から、
肥満予防や糖尿病の合併症予防に奏効します。
ヴィタミンB2は過酸化脂質の生成を抑制し、
血栓病を予防し、皮膚や粘膜の正常化に寄与します。

 

納豆にはヴィタミンEが豊富に含まれています。
ヴィタミンEは「若返りのヴィタミン」とも呼ばれ、
末梢の血管を拡張させて血行を良くする働きがあるため、
新陳代謝を活発にして、肌を若々しく保つ効果があります。

 

人間の老化には細胞内で作られる成長因子の
ポリアミンの濃度が関係していると言われています。
ポリアミンは細胞の増殖に影響を与えるとされる物質です。
ポリアミンの生成能力は加齢に伴って衰えていくため、
これが老化のトリガーになっていると考えられています。

 

納豆にはポリアミンという成分が多く含まれています。
ポリアミンは血管の老化の予防が期待できる成分で、
体の中から行うエイジングケアに欠かせません。

 

通常、人間の体には老化の原因となる老化因子が存在します。
しかし、血中ポリアミン濃度が高くなると、
この老化因子が抑制されるという研究結果が出ているのです。

 

納豆にはリゾチームが豊富に含まれています。
リゾチームは体に侵入した悪玉菌を溶解するのに効果的な病原体溶解酵素です。

 

納豆にはアルギニンというアミノ酸が豊富に含まれています。
アルギニンは成長ホルモンを活性化させる働きがあり、
新陳代謝を高め、免疫力を高め、脂肪を燃焼させます。

 

納豆にはPQQという成分が含まれています。
PQQは美肌や美髪を保つ働きがあります。

 

納豆はヴィタミンKを最も多く含む食品なので、
ワルファリン投与中の患者は納豆を食べてはいけません。

 

スーパーで売られている納豆は大量生産のため、
ちゃんと発酵させていないものが多いです。
昔ながらの製法で作られている本物の納豆を選ぶようにして下さい。

 

糸引き納豆の種類

  • 丸大豆納豆
  • 挽き割り納豆
  • 五斗納豆
  • 干し納豆

 

塩辛納豆の種類

  • 大徳寺納豆
  • 浜納豆

 

納豆の薬効

  • 美肌効果
  • 整腸作用
  • 血栓予防
  • 高血圧予防
  • 動脈硬化予防
  • 骨粗鬆症予防

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