肥田春充先生『肥田式天真療法』

あじまりかん

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肥田式とは

肥田春充

肥田春充先生は、山梨県出身の思想家、著述家、体育家 哲学者で、
聖中心道肥田式強健術の創始者です。

 

肥田春充先生は、
幼少期の頃から体が弱く、
二度も死の宣告を受けるほどの虚弱児でした。
そこで、数え年18歳にして心身改造を志し、
独自の心身鍛錬法である肥田式強健術を編み出します。
そして、茅棒の如く虚弱な肉体を数年にして
鋼鉄の如く強健な肉体に錬成されました。
40歳の頃より治病の研究に入り、
難病、奇病の治験例を数多く残されました。

 

肥田式の基本は、生水+玄米+野菜+日光浴です。
生水は無害の胃腸洗浄剤であり、
また無比の健胃剤、消化剤で、最上安全の滋養剤です。
肥田春充先生は、玄米や野草を生で食べておられたそうです。
玄米を主食に、野菜を副食にしていれば、栄養は完全です。
主食として穀物七分、副食として野菜二分五厘、
肉類五厘の割合にすれば、最も理想的に近いです。
そして、たった二つの箇条、
・よく噛む事。
・食べ過ぎない事。
この二つの事さえ守っていればよいのです。

 

本来、人間は野外動物でした。
そして、果食動物の一種でした。
果物と野菜と穀物と若芽が主食物であり、
しかもそれは生食でした。

 

野蛮人や野生動物は、すべての食物を生のまま食べていますが、概して健康です。
細工して壊したり取り除いたりしないから、各種成分もヴィタミンも完全に適度に含まれています。
これに対して、文明人は細工をして、調理をして、酒を入れて、砂糖を混ぜて、醤油を注ぎ、
辛味を使い、煮たり、焼いたり、高熱圧を加えたりして、却って種々の病気を患っています。

 

人体の組織は、複雑な各種の成分によって構成されています。
従って、人体を養う食物は単一の成分であってはなりません。
果物の皮、野菜の茎の付け根、魚の頭や鰭や皮や骨や臓腑などは複雑な成分を含み、
滋養に富んでいるにもかかわらず、大抵の人はこれらを捨ててしまいます。
皮をむいたり、根をむしったりして、中身の単純な成分の所ばかり食べると、
成分が一方に偏って配合の平均を失い、他種成分の飢餓に陥り、本当の滋養にはなりません。

 

人間の良食の三大条件は、自然に近い物、場所の近い物、季節に産するものです。
熱帯に生じた果物や野菜は、寒帯に住んでいる人間にはすべての状態において不適当です。
それは、熱帯のすべての条件がその果物、野菜を作ったもので、
寒帯に住んでいる生物が受けている環境の条件とことごとく違っているからです。
動物も植物も皆その所々の気候風土に慣らされ、そこで生活するような適応性になっているので、
その所のその時のものこそ、その生物に最も適合した唯一無二の最上完全栄養物なのです。

 

太陽の光と熱は、神経を刺激して、代謝機能を促して、
細胞の原形質に影響して、その作用を盛んにします。
日光の七色中、最も人体に有効なのは、紫色線と紫外線です。
前者は生活機能を興奮させ、後者は殺菌力が極めて強大で、一種の化学的作用を持っています。
硝子越しだと、この紫外線は吸収されてしまうので、なるべく外に出て、
直接、日光に当たるように努めると、エネルギーが全身を巡って活力がみなぎります。

 

地球は太陽から生まれて、太陽に養われています。
太陽はエネルギーの母体であり、生命の源泉です。
動物も植物もすべてはこのエネルギーの発現です。
野菜は、新鮮なものをなるべく生で食べるのがよいです。
生で食べられないものは、生煮えで食べるとよいでしょう。
野菜は、生もしくは生煮えで食べれば、体にとって最上ですが、一番効果があるのは緑の葉です。
緑の葉は低カロリーですが、その葉緑素は太陽光線の変化物で、生命力を養うのに必要不可欠です。
葉緑素は、太陽光線の放射エネルギーを変じて、化学的エネルギーとなし、
これによって緑素が空中から吸い取る炭酸ガスと、土中から吸い上げる水とを化合させて、
糖分を作り、この糖分は、さらに複雑高級な蔗糖となり、また澱粉を作り、繊維素を作り、
脂肪を作り、窒素化合物と共に、たんぱく質を作るのです。
この緑素の中の合成反応は、植物のみならず、一般生物の食物を作り出すのであって、
つまり、私たちの死活の鍵を握るものであると言っても差し支えありません。

 

胃中に食物があるのは約五時間なので、一時間の休養時間をおいて、
食事と食事との間は約六時間隔てるようにすればよいでしょう。
例えば、朝食が午前六時であると昼食が十二時、夕食は午後六時となります。
食事をすると、多量の血液が胃壁に集まって消化作用を助けるので、
食後、一時間くらいは心身を安静にして休息しなければなりません。
食後、直ちに入浴したり、運動したり、読書したりすると、
血液は胃壁から放れて、皮膚、手足、頭などに流れていき、
胃の血液が不足して消化不良を起こします。
食後の休養は、消化時間を速くし、食後の運動は消化時間を長くします。
食後の休養としては、愉快に談笑するのが最も有効です。

 

食べてからすぐに眠ると、食物は胃中に停滞します。
満腹状態で眠ると、夢ばかり見て脳は充分に休まりません。
腸の吸収作用は、睡眠中に多く行われますが、胃の働きは睡眠中は鈍くなるので、
食後、直ちに眠る事は消化作用を弱くし、度重なると不消化に陥る事があります。
食後、横に寝て休む場合には、胃を圧迫しないように右を下にした方がよいでしょう。

 

最も完全な休養は睡眠です。
睡眠は神が与えた無上の疲労回復剤です。
睡眠は食事以上に重要なものであり、睡眠不足は栄養不足よりも肉体を疲れさせます。
病気になったら休養が第一、第一の休養は安静、安静の第一は睡眠、睡眠の最上は熟睡です。

 

諸病の原因は、過食にあります。
過剰分子が腐敗し、醗酵し、毒素が血液を汚すから、種々の病気になるのです。
それを癒すには、器官の運転を休めて、体内の大掃除をする必要があります。
即ち、断食が最も有効なのです。
蛇や蝦蟇などが冬籠りしている時には、
彼らは自分の体の中に蓄えている内蔵脂肪で飢えを凌いでいますが、
人間も体内に内臓脂肪を蓄えているので、断食しても二ヶ月間は生きていられるのです。
断食すると、自分で自分の組織を食べて、それで生命を維持していくようになります。
断食中でも滋養分は組織の中から摂れますが、
水分は外から摂らないと血液が濃くなり、老廃物が体内に滞積します。
諸器官の中で先ず機能の低級なものが分解・破壊されて、比較的高等な器官が養われます。
消耗される順序は、脂質、血液、脾臓、膵臓、肝臓、腸、筋肉、胃外筋、咽頭、食道、皮膚、
腎臓、呼吸器、骨、眼、神経であって、最も重要な中央神経系は消耗される事も最も少ないです。
こうして、各部組織の消耗量が平均重量の四割に及ぶと、その人は餓死するのです。

 

1956年、肥田春充先生は人類の前途を憂うる余り食欲不振となり、
水も飲まない完全断食の後に昇天されました。


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