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藤田式とは

藤田紘一郎先生は、日本の免疫学者で、東京医科歯科大学名誉教授、人間総合科学大学教授です。
専門は、寄生虫学、感染免疫学、熱帯医学です。
花粉症の原因を寄生虫を撲滅しすぎたためとする説を広めた事でも知られています。
自身の研究の一環として、自らの腸内で15年間6代にわたり条虫と共生していた事もあります。

 

動物類が最初に地球上に出現した時に備わっていた臓器は腸だけでした。
腔腸動物には脳がなく、腸が脳の役割を担っていました。
神経系にとって最初に特殊化した細胞、
ニューロンと呼ばれる神経細胞が出現したのが腔腸動物の腸だったのです。

 

動物類はこの腔腸動物を基にして、二種類の系統に分かれて進化しました。
一つは昆虫を頂点とした腹側神経系動物への進化です。
もう一つは私たち哺乳類を頂点とした背側神経系動物への進化です。

 

人間の脳には古い時代にできた爬虫類脳と、
人間になって発達した大脳皮質を中心とした新しい脳とが混在しています。
従って、時に人間の脳は混乱を起こす事になります。

 

腸が誕生したのは40億年前。
脳が誕生したのは5億年前。
生物と腸との付き合いは長いものの、脳との付き合いはまだ短く、
それゆえ生物は脳をうまく使いこなせていません。

 

腸は意志が強固ですが、脳は意志薄弱ですぐ誘惑に負け、
体に悪い事でも平気でやってしまいます。
腸が身体的な器官である一方、脳は非身体的な器官であるがゆえに暴走するのでしょう。
精神的な疲労が重なると、脳は平素考えていた優先順位を簡単に変えてしまいます。

 

脳はストレスに晒されると、すぐ目の前の快楽に飛びつきます。
そして、一種の逃避行動として食べ過ぎてしまう事があります。
腸には悪い事でも、脳は自分の報酬系を活性化させるため、
食欲を満たす行動をしてしまうのです。

 

脳は常に自分自身の快感ばかりを求めており、その快感をもたらすのが糖質です。
だから人はストレスに晒されると糖質が多く含まれた食品を過食したくなります。
その結果、脳が快感に浸る代償として、腸は糖質のあと始末をしなければならないのです。

 

「美味しい」という感覚を得ると、脳内の特定の部位が興奮し、
脳内伝達物質のβ-エンドルフィン、ドーパミン、セロトニンが増えて快楽中枢が刺激され、
脳が幸福を感じるのです。
その幸福感を得るため、また美味しさを求めて脳が自分の報酬系を活性化させるのです。

 

報酬系を過剰に活性化させると、ドーパミンやセロトニンの分泌異常を来たし、
体脂肪の蓄積とは無関係に報酬系領域反応が低下し、
摂食障害を引き起こす事が分かっています。

 

「腸は第二の脳」と言われていますが、そうではありません。
腸の思考力は脳よりも上です。
理由は、腸が複雑な生体機能を司る臓器だから。
そして、人間の脳はもともと腸から派生したものだと考えられるから、
というのがその根拠です。

 

脳こそがすべての司令塔であり、
その他の臓器は脳の指令の元で下働きをするだけだと思われがちです。
しかし、実際は脳をコントロールするのに重要な役割を担っているのは腸です。

 

人間の感情を決定する物質はほとんど腸で作られています。
脳内の幸せ物質であるセロトニンやドーパミンが腸で合成され、
その前駆体が腸内細菌によって脳内に運ばれています。
腸内細菌が多いと幸せ物質が脳に充分送られ、良好な精神状態が作られます。
私たちの幸せを作っているのは腸なのです。

 

腸内細菌は幸せ物質の前駆体を脳に送っているだけではありません。
病原菌を排除し、消化を促し、ヴィタミンBやCを合成し、免疫力の70%を作っているのです。
腸内環境を整える事で、消化が進み、ヴィタミンが増え、免疫力が高まります。

 

免疫力を向上させる食品は、果物、野菜、豆類、穀物など、植物性食品に限られています。
癌の発生を抑える食品は、第一位が大蒜、第二位がキャベツ、甘草、第三位が大豆などです。
すべて植物性食品で、動物性食品は全く含まれていません。
私たち人間の体は植物を食べるようにできているのです。
果物、野菜、豆類、穀物などの植物性食品は腸内細菌の餌となり、
その結果、腸内細菌が増加して免疫力が向上します。
植物性食品を加熱してしまうと、ヴィタミンや酵素が破壊されてしまいます。
果物や野菜を生で食べる事が、健康を保つ上で重要な薬となるのです。

 

腸内環境を整えるには、腸内細菌叢のバランスを良くする事です。
それには、乳酸菌やビフィズス菌をできるだけ増やす事です。
乳酸菌やビフィズス菌を増やすには、腸内細菌叢の餌をたっぷり与える事です。
最も有効なのはオリゴ糖の摂取です。
オリゴ糖は、大豆、牛蒡、玉葱、大蒜、アスパラガスなどに豊富に含まれているので、
これらの野菜や豆類を積極的に摂りましょう。

 

私たちは、抗酸化力のある食品を積極的に摂る必要があります。
抗酸化力のある食品はすべて植物性です。
植物に含まれているファイトケミカルに強力な抗酸化作用があるからです。
特に抗酸化力が高いのがオリーヴ油です。
オリーヴ油には抗酸化成分であるポリフェノールやヴィタミンEが含まれ、
他の植物油と比べて酸化されにくいオイレン酸が多く含まれています。
オリーヴ油は腸の働きを円滑にして腸内環境を整える役割を担い、
同時に活性酸素による酸化や過酸化脂質の発生を防いでくれます。
その結果、腸からのセロトニン分泌を助け、腸の働きを改善する効果が期待できます。

 

腸が喜ぶ生活習慣

  • 糖質は摂らない。
  • 飽和脂肪酸は摂らない。
  • トランス脂肪酸は摂らない。
  • 食品添加物は摂らない。
  • 化学調味料は摂らない。
  • 湧き出た生の水を飲む。
  • 色のついた果物や野菜を摂る。
  • 発酵食品を摂る。
  • ステーキを週1〜2回食べる。
  • フランス料理を月1回食べる。
  • イタリア料理を月1回食べる。
  • よく噛んで食べる。
  • 食べ過ぎない。
  • 早寝早起きをする。
  • 毎日ウォーキングをする。
  • 週1回温泉に入って体を温める。

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