アセロラはヴィタミンCの宝庫
アセロラは、西インド諸島や熱帯アメリカが原産とされるキントラノオ科の常緑低木の果実です。
アセロラは、現地住民の間では「神の果物」として崇められてきました。
プエルトリコでは風邪の民間薬として使われていました。
大航海時代の15世紀、イギリス人やスペイン人によって世界へ広められ、
日本へは1958年にハワイ大学教授の
ヘンリー仲宗根博士によって
沖縄県本部町に持ち込まれました。
日本では沖縄県で栽培されており、
5〜8月が旬の時期です。
アセロラは収穫後、2〜3時間で傷み始めるので、
生で店頭に並んでいる光景を見る事はありません。
アセロラは通称「天然の美白サプリメント」と言われています。
アセロラの実には、β-カロテン、ヴィタミンB1、B2、C、E、葉酸、
カリウム、リン、銅、アントシアニン、ケルセチンなどが豊富に含まれています。
アセロラは、強い紫外線から身を守るため、
ヴィタミンCを大量に合成しています。
アセロラのヴィタミンCの含有量は果物の中でもトップクラスで、
檸檬の約17倍にも相当します。
アセロラに含まれるヴィタミンCの90%が還元型で、
体内で利用しやすいのが特徴です。
ヴィタミンCは、細胞同士を繋いでコラーゲンの生成を助けたり、
メラニン色素の沈着を抑えたり、
白血球の働きを強化して免疫力を高めたり、
インターフェロンの体内での生成を促進する役割を担っています。
アセロラに含まれるポリフェノールは、
アントシアニン、シアニジン、
ぺラルゴニジン、ケルチセン、
ロイコシアニジンなどによって構成されています。
アセロラには多量のポリフェノールが含まれていますが、
特にアントシアニンが多いです。
アントシアニンは活性酸素を除去する抗酸化作用が最も強いです。
アントシアニンは血液を綺麗にする作用もあるため、
血栓や動脈硬化を防ぐ効果も期待できます。
アントシアニンにヴィタミンCが加わると相乗作用が起こり、
より強い抗酸化作用を発揮します。
アセロラにはアントシアニンもヴィタミンCも多量に含まれているので、
これ以上嬉しい事はありません。
アセロラの果汁を飲むと、
肌の弾力性や柔らかさや潤いが増し、
皺、染み、弛みなどを防いでくれます。
アセロラの果汁の利用分野は、
ヘアケア、スキンケア、ヘルスケアなど
多岐に渡っています。
アセロラの品種
- 酸味種
- 甘味種
アセロラの薬効
- 美肌効果
- 眼精疲労改善
- 視力回復
- 風邪予防
- 貧血予防
- 癌予防
- 高血圧予防