釜池豊秋先生『糖質ゼロ食健康法2016』

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釜池式とは

釜池豊秋

釜池豊秋先生は大阪府出身の整形外科医で、
医療法人アクアクリニックの理事長でした。
薬を使わずに食事と運動だけで
肥満・高血糖・高脂血症に悩む
多くの患者を救ってきましたが、
厚生労働省に睨まれてしまい、
病院閉鎖に追いやられてしまったそうです。
現在は、人口200人、山羊2000頭の
沖縄の離れ島で暮らしているそうです。
因みに、江部康二先生の兄の
江部洋一郎先生と釜池豊秋先生は、
京都大学医学部時代の同級生です。

 

釜池式では夕食のみの
一日一食を基本としています。
多くの糖尿病は肝臓からブドウ糖が
溢れて高血糖になるために発症します。
ところが、一日一食にすると
肝臓からブドウ糖が溢れないので
糖尿病が治るのです。

 

食物連鎖の最上階にいるライオンは、
獲物を捕まえて食べた後は
横になって体を休めます。

 

食事をすれば副交感神経が
優位になって眠くなるので、
食後は体を休めるのが自然の摂理です。

 

食事をした後に眠たい状態で働くと、
仕事中にミスや事故が
起こりやすくなってしまいます。

 

また、食後は胃腸に充分な
血液を送る必要があるので、
食後の労働は消化不良に繋がります。

 

現代の管理社会で暮らす人間が食後に
ゆっくりと休める時間帯は夜だけしかありません。
つまり、食事を摂るのは夜寝る前の
時間帯が最も適しているのです。

 

現代栄養学では、
糖質、脂質、蛋白質が三大栄養素とされています。
この三大栄養素の中で、
果たして糖質は本当に必要な栄養素なのでしょうか。

 

動物にはその食性に適合した主食があります。
パンダは、笹の葉ばかり食べています。
コアラは、ユーカリの葉ばかり食べています。
食性に適合した主食さえ食べていれば、
栄養失調や生活習慣病にならずに済むのです。

 

では、私たち人類の主食は何でしょう。
米や小麦は、もともと人類の主食ではありません。
400万年前、私たち人類の祖先は、
樹上から草原へと降り立ち、
直立二足歩行をしながら、
猿人類から現代の人類へと進化を始めました。

 

初期人類は肉食動物の食べ残しを
主食にしていたと考えられます。

 

動物の死骸の骨を石で叩き割った後、
骨髄を取り出して食べていたと推測できます。
骨髄は、脂質、蛋白質、ヴィタミン、ミネラル、
微量元素など、栄養素の宝庫です。

 

その後、石器で肉を細かく切ったり、
火を使う事で肉も食べられるようになりました。
初期人類の主食である骨髄にも肉類にも
栄養素に糖質は含まれていません。
つまり、私たち人類は糖質を
摂る必要は全くないという事なのです。

 

第一、必須脂肪酸や
必須アミノ酸はありますが、
必須糖質はありません。
糖質は必須ではないので、
三大栄養素の座から
引きずり下ろす必要があります。

 

人体に必要な栄養素は、
脂質と蛋白質であり、
本来、二大栄養素が正しいのです。

 

人間の体は70%が水ですが、
水を除くと45%が脂質、
43%が蛋白質、
11%がヴィタミンとミネラルで、
1%が糖質です。

 

糖尿病とは、
食事をすると血糖値が跳ね上がる状態という
ただそれだけの事です。
血糖値を上げるのは糖質だけなので、
糖質を摂らなければ血糖値は上がりません。
糖尿病の予後を決めるのは、
食前と食後の血糖値の差である
グルコース・スパイクです。
糖質を極力摂らないようにすれば、
グルコース・スパイクを最小限に抑える事ができます。

 

脳が活動するためには水溶性のエネルギー源が必要で、
その条件に合ったものとして、
ブドウ糖とケトン体があり、
脳は選択的にこれらを使っています。

 

脳の活動を維持するためには、
100mg/dlという血糖値が必要です。

 

多くの哺乳類は、
100mg/dl前後の血糖値で生きており、
肉食・草食・雑食の区別なく、
似たような値を示しています。

 

血液中のブドウ糖の最大の消費地は脳です。
人間は正常血糖値100mg/dlの生き物であり、
血糖値が適正値より低くなれば、
脳は活動を停止しますし、
血糖値が適正値より高くなれば、
血管や神経への糖毒性が表に現れてきます。

 

脳はケトン体も利用できますし、
アミノ酸からの糖新生も行われるので、
食事からのブドウ糖の供給は一切必要ありません。

 

糖新生は飢餓状態とは無関係に、
常に動物の体の中で起きている普遍的な現象です。
つまり、この記事を読んでいるあなたの体の中で、
今、この瞬間にも糖新生は起きているのです。

 

糖新生を行うには、
エネルギーが必要になります。
糖原性アミノ酸からブドウ糖を作るにしても、
ピルビン酸からブドウ糖を作るにしても、
それ相応のエネルギーを調達する必要があります。
そのエネルギー源は脂肪酸です。
常に大量のATPを産生できる脂肪酸は、
持続的糖新生のための理想的なエネルギー源であり、
これこそが人間の皮下脂肪組織が発達している理由です。
皮下脂肪に脂肪酸を大量に備蓄しておけば、
常時、糖新生を動かす事が可能になり、
ブドウ糖を大量に消費しても、
血糖値を100mg/dlに維持できます。

 

人体の様々な組織や細胞の中で、
ブドウ糖をエネルギー源として使っているのは、
脳、目の網膜、赤血球などであり、
手足の筋肉や心臓の筋肉は、
空腹時、安静時、軽度の運動時には、
脂肪酸やケトン体を主なエネルギー源とし、
激しい運動を行う時に限って、
ブドウ糖をエネルギー源としています。

 

人体の多くの組織のエネルギー源は脂肪酸であり、
例外的な組織でのみブドウ糖を使っている訳です。

 

糖質を摂らないようにすると、
血中ケトン体が異常に増加し、
ケトーシスになります。
しかし、血液中の酸とアルカリの平衡が破れて、
アシドーシスになる事はありません。
なぜなら、酸塩基平衡は生命維持に
基本的なホメオスタシスだからです。
ケトアシドーシス昏睡にみられる、
高血糖による高浸透圧利尿が腎性代償を阻害しない限り、
ケトーシスでもアシドーシスにはならないのです。

 

糖尿病には緑野菜が有効である事が分かっています。
緑野菜に豊富に含まれている抗酸化物質とマグネシウムが、
糖尿病のリスクを減らすのではないかと考えられています。
菠薐草、小松菜、青梗菜、ミズナ、ブロッコリー、オクラ、
ルッコラ、イタリアンパセリ、ディルなどを食べるとよいでしょう。

 

高齢者は肉をしっかり食べる事で、
老化速度を遅らせる事ができます。
血清アルブミンは血液に含まれる蛋白質で、
数値が低下する事が老化の指標にもなります。
この血清アルブミン値が下がり始める前、
男性なら60代、女性なら50代になったら、
肉を毎日80g摂る事を目標にして下さい。
飽和脂肪酸も必要なので、
ある程度の脂身がある肉が理想的です。
赤身肉だけよりも、肩肉などのロースがお勧めです。
鶏であれば笹身よりも胸肉や腿肉がお勧めです。
調理法はウェルダンのステーキよりも、
緑野菜を付け合わせた生姜焼きの方がお勧めです。
肉は大腸癌のリスクを高めるという指摘もありますが、
加熱時間を短くすればHCA、PAHなどの
発癌性物質の発生量を抑える事ができます。

 

夜にこそ肉や魚をしっかり食べるのが重要です。
私たちの体は眠っている間に
皮膚のコラーゲンを再生したり、
筋肉や免疫細胞を作ったりするため、
材料となる蛋白質摂取のタイミングを逃すと、
その効果は半減してしまいます。

 

食事は夜の一食にして、糖質の総摂取量を5gまでとし、
肉を主食に緑野菜を添えるのが釜池式糖質ゼロ食です。
肉の味付けは、塩、胡椒、ハーブなどを使用します。

 

釜池式糖質ゼロ食

朝食 なし
昼食 なし
夕食 肉、緑野菜

 

糖質ゼロで、食事そのものを夜の一食だけという徹底ぶり。
江部康二先生の糖質制限食よりも遥かに厳しい内容です。
まさに、求道者・修行僧のような食事と言えるでしょう。


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