ズッキーニはフランス料理の定番
ズッキーニは中南米原産の
ウリ科カボチャ属の
一年生の果実です。
ズッキーニの栽培が始まったのは、
ヨーロッパに伝わった16世紀頃からだと言われています。
細長い形状のズッキーニは
19世紀後半のイタリアで改良されたものです。
ズッキーニが日本に渡来したのは
1970年代半ばです。
宮崎県、長野県をはじめ
各地で栽培されています。
初夏から夏の間中、出回ります。
ズッキーニの外観は胡瓜に似ていますが、
ペポかぼちゃという南瓜の仲間です。
主に緑果種と黄果種があります。
完熟した実を食べる南瓜と違って、
ズッキーニは未熟な実を食べます。
食感は茄子に似ており、
味は淡白でほのかな甘味があります。
日本では馴染みが薄いズッキーニですが、
地中海沿岸のイタリアや南フランスなどでは
一般的な食材として使われています。
南フランス料理のラタトゥイユや
イタリア料理のカポナータには
欠かせない食材です。
ズッキーニはオリーヴ油との相性が抜群で、
油炒め、スープ、煮ものなどに使われます。
ズッキーニの若い花も食用にされます。
ズッキーニはカロリーが低くて水分が多い野菜です。
β-カロテン、ヴィタミンC、K、葉酸、カリウム、
モリブデン、食物繊維などを含みます。
ズッキーニに含まれているβ-カロテンは、
油で炒める事で吸収率が上がります。
ズッキーニはヴィタミンCを含んでいます。
ヴィタミンCは美肌効果や
免疫力向上効果があります。
ズッキーニはカリウムを多く含んでいます。
カリウムはナトリウムを排泄する働きがあり、
高血圧予防の効果が期待できます。
ズッキーニは葉酸を適度に含んでいます。
葉酸を貧血の予防・改善に効果があります。
ズッキーニの保存方法
低温や乾燥に弱いので、
新聞紙で包んで
野菜用のポリ袋に入れ、
冷蔵庫の野菜室に保存します。
3〜4日を目安に使い切りましょう。
ズッキーニの品種
- グリーントスカ
- オーラム
- ゴールディー
- アラジン