和田式とは
和田静郎先生は、東京都出身の美容体育研究家で、和田研究所の創始者です。
「日本のダイエットの祖」「美人づくりの草分け的存在」と称されています。
和田静郎先生は30歳を過ぎる頃から太りだし、体重も80kg余りにまでなり、
偏頭痛、高血圧、糖尿病などの症状に苦しんでおられたようです。
その上、100mも歩くと息切れをしてしまうような状態だったそうです。
そのようになってしまった原因は甘い物の食べ過ぎだったそうです。
自らの肥満を改善するために畜産学や生理学の知識を応用して、
完成させた新しい痩身法がミス日本式ダイエットです。
和田静郎先生は1956年にミス日本式ダイエットを開発し、
1957年に和田研究所を設立し、肥満に悩む女性達を美しく健やかに痩せさせ、
ミス日本をはじめ国際的コンテストに出場する多数のミスを育成してきました。
ミス日本式ダイエットは、各界の著名人にも広く普及させており、
香淳皇后殿下、栃錦清隆さん、ファイティング原田さんにも指導させていました。
ミス日本式ダイエットは、食事、体操、入浴、仕事、休息を独自に組み合わせています。
体操後に45分間の入浴法を行いますので、入浴は体操とセットになっています。
睡眠時間は充分に確保し、食事は一日二回、九品目から摂取するルールです。
体操は一つ一つのルールが簡単なので、決して難しい運動ではありません。
ミス日本式ダイエットの最大の特徴は食事にあります。
・一日二食。
・一回の食事で9品目揃える。
・お腹いっぱい食べる。
・45分〜60分かけて食べる。
・食事と食事の間は6時間以上開ける。
以上の条件を守る事で、美しく健康的に痩せる事ができます。
カロリーは充分摂っていても必要な栄養素が含まれていなければ、
体は足りない栄養素を補おうとして空腹を感じる仕組みになっています。
多くの食材から色々な栄養素を摂っていれば、
空腹を感じないようになります。
脂肪を燃焼させるには、アミノ酸、ヴィタミン、ミネラル、酵素が必要です。
これらの栄養素が不足すると、
脂肪をエネルギーに変えるクエン酸サイクルを回す事ができないため、
体脂肪が減りにくくなります。
ミス日本式9品目をしっかり食べていれば、新陳代謝が活発になり、
体脂肪が燃焼しやすくなります。
少量でも必ず9品目を揃えるようにします。
ミス日本式9品目とは、
・肉
・魚
・貝
・豆
・卵
・乳製品
・油脂
・海藻
・野菜
この9品目を食事全体の半分が野菜になるように食べます。
この食事を継続していれば、細胞組織の新生を助ける栄養素を満たし、
塩辛い物や濃い味の物を要求しなくなるという味覚の変化が起こり、
食べる量は自然に減ってくるはずです。
ミス日本式ダイエットを実行中に食べてはいけない5品目は、
・炭水化物
・果物
・菓子
・甘味飲料
・アルコール
です。
これらは最終的には糖質となるので、余分に摂取すると脂肪として蓄積されます。
ミス日本式9品目食材
肉 | 筋肉、皮膚、血液を作る。 |
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魚 | 頭、皮、骨も丸ごと食べられる小魚がお勧め。 |
貝 | 鉄分やリンなどのミネラルが摂取できる。 |
豆 | 良質な植物性蛋白質。 |
卵 | 体の成長、体調維持、細胞の修復に使われる。 |
乳製品 | 良質な動物性蛋白質 |
油脂 | 髪や皮膚の艶を保つ。 |
海藻 | 甲状腺ホルモンの構成物質を作るヨウ素などが含まれる。 |
野菜 | ヴィタミンA、C、D、Eや食物繊維などが豊富に含まれる。 |
ミス日本式9品目理論
@ | 9品目を食べる。 |
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A | 脳に栄養が満たされる。 |
B | 食欲が湧かない。 |
C | 間食しない。 |