オリーブは美肌と美腸を同時に作る
オリーブは、地中海地方原産のモクセイ科の常緑高木の果実です。
オリーブは人類によって最初に栽培された植物の一つであると言われています。
紀元前300年頃にはメソポタミアで栽培および採油が行われていました。
その後ギリシア、イタリア、スペインなどに広がっていきました。
日本人で最初にオリーブを食べたのは豊臣秀吉さんだと言われています。
オリーブの主な産地はスペイン、イタリアなどの地中海沿岸諸国です。
オリーブの産地として有名なギリシャの地中海に浮かぶクレタ島は、
冠状動脈性心臓疾患による死亡率が著しく低く、
平均寿命が男性78歳、女性84歳と非常に高く、
世界で最も長寿の島として知られています。
日本では香川県小豆島が主な栽培地として知られています。
小豆島では100年以上前からオリーブを生産し、
国内の生産量の9割以上を占めています。
小豆島は日本のオリーブの代名詞です。
小豆島町の学校給食で使う油はすべてオリーブオイルです。
パンにはバターではなくオリーブオイル。
コロッケはオリーブオイルで揚げているだけなく、
オリーブの実を食べて育ったオリーブ牛を使っています。
まさにオリーブ尽くしです。
小豆島はオリーブオイルで健康長寿の島を目指しています。
オリーブには、不飽和脂肪酸のオレイン酸、β-カロテン、
ヴィタミンE、K、オレウロペインなどが多く含まれています。
オリーブ油の栄養成分で最も重要なのはオレイン酸で、
オリーブ油の脂肪酸の約70〜80%を占めると言われています。
オレイン酸は、体内で血中コレステロールを滅らしたり、
胃酸の分泌調整や、腸の蠕動運動を促進する働きがあります。
血液中のコレステロールには、HDLとLDLの二種類があります。
多価不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールだけでなく、
善玉コレステロールも下げる働きをします。
一方、一価不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールだけを下げ、
善玉コレステロールは維持する事が分かっています。
オリーブ油にはオレオカンタールというファイトケミカルが含まれています。
オレオカンタールはアルツハイマー型認知症を予防する効果があります。
日焼けした肌にオリーブ油を薄く塗ると、
抗炎症作用によって赤みが引いていきます。
エキストラヴァージン・オリーブオイルの大半は偽物です。
本物のエキストラヴァージン・オリーブオイルは高価であり、
スーパーで安く売られる事は絶対にありません。
オリーブオイルを選ぶ上で重要なのが入れ物になります。
必ず遮光瓶をお選び下さい。
ペットボトルや透明瓶の入れ物は避けるようにして下さい。
できれば酸度が表記されているオリーブオイルをお選び下さい。
酸度が低ければ低いほど、鮮度が高いという事になります。
エクストラヴァージン・オリーブオイルの場合は、
酸度0.8%以下と定められています。
本物のオリーブオイルは、チリ産のクルスデルスールです。
クルスデルスールは酸度0.2%以下です。
オリーブの品種
- ネバディロブロンコ
- マンザニロ
- ピクアル
- オヒブランカ
- アーベキーナ
- セビラーノ
- シプレッシーノ
- ルッカ
- レッチーノ
- フラントイオ
- アスコラーナ
- アスコラーナ・テレナ
- J5
- コレッジョッラ
- モロイオロ
- ブラックイタリアン
- コラティーナ
- ヘレナ
- ロシオーラ
- ヨーロピアーナ
- ワン・セヴン・セヴン
- ペンドリノ
- タジャスカ
- ホワイト
- マウリィーノ
- エルグレコ
- ハーディズ・マンモス
- コロネイキ
- カラマタ
- ティニーオイル・カラマタ
- オリンピア
- ピッチョリーネ
- ベルダル
- パラゴン
- ミッション
- ワシントン
- アメリカン
- ウエストオーストラリア・ミッション
- ワッガ・ベルダル
- サウスオーストラリア・ベルダル
- オークラン
- クライスト
- ラキーノ
- アザパ
- バルネア
- バロウニ