糖質カット炊飯器まずい?痩せた?デメリットの仕組みは?
人が生まれて最初に口にするのが母乳です。
母乳には糖質が含まれています。
糖質は人が初めに摂取する栄養素と言えます。
人間の母乳に含まれる栄養素は、
母乳100gあたり蛋白質1.1g、
脂質3.49g、糖質6.87gです。
糖質のうち、乳糖が6gと最も多く、95%を占め、
それ以外は三糖以上のオリゴ糖であり、
母乳中から約130種ものオリゴ糖が見つかっています。
母乳にはブドウ糖も澱粉も
含まれていないという事実は興味深いです。
人間の体は70%が水ですが、
水を除くと45%が脂質、43%が蛋白質、
11%がヴィタミン、ミネラルで、1%が糖質です。
糖質、脂質、蛋白質の三大栄養素はどれも、
酵素の働きで燃焼し、最終的にエネルギーを作る事ができます。
この三大栄養素の中で最も理想的な燃料は断然、糖質です。
脂質や蛋白質が燃焼すると、
窒素や硫黄を含んだ有害物質が体内に蓄積するからです。
この有害物質は煙のようなもので、
無煙のクリーンエネルギーは、
糖質だけなのです。
糖質は、炭素、水素、酸素の三元素が結合してできた有機化合物です。
単糖類、二糖類、少糖類、多糖類の四種類があります。
体内でエネルギーとして使うには、
ブドウ糖まで分解する事が必要です。
よって、単糖類が最も吸収が速く、
少糖類、多糖類はそれだけ吸収が遅くなります。
炭水化物は糖質+食物繊維、
糖質は糖類+多糖類+糖アルコール+合成甘味料、
糖類は二糖類+単糖類と定義されています。
つまり、糖質は炭水化物から食物繊維を除いたもの、
糖類は糖質の中の単糖類、二糖類の総称となります。
単糖類、二糖類が含まれていなければ「糖類ゼロ」と表記できます。
とは言え、糖アルコールのキシリトールやマルチトールが含まれていれば、
砂糖の三分の一は血糖値を上げます。
糖類がエリスリトールであれば血糖値は上がりません。
炭水化物=総重量−(水分+脂質+蛋白質+ミネラル+アルコール)=糖質+食物繊維
糖質=炭水化物−食物繊維=糖類+三糖類以上の多糖類+糖アルコール+その他
糖類=単糖類+二糖類
糖質の種類
単糖類 | ブドウ糖、果糖、ガラクトース |
---|---|
二糖類 | 蔗糖、麦芽糖、乳糖 |
少糖類 | オリゴ糖 |
多糖類 | 澱粉、グリコーゲン、デキストリン |
糖質の作用
- 血糖として体内を循環してエネルギーを供給する。
- グリコーゲンとなって肝臓や筋肉に貯蔵される。
- 過剰の糖質は中性脂肪に変えられて、主に皮下に貯蔵される。
- 体組織を構成し、筋肉の運動や体温を維持する。
糖質は体を動かすのに必要な栄養素です。
肉体労働者には糖質が必要ですが、
デスクワーカーには糖質はほとんど必要ありません。
デスクワーカーが糖質を摂っても使い切れず、
体内に余ってしまうからです。
余った糖は溜め込まれて脂肪になります。
また、糖化の原因にもなります。