スタイバル式とは
ヴァイアナ・スタイバルは、
アメリカ合衆国アイダホ州アイダホフォールズの
ナチュロパス、マッサージセラピスト、
サイキック・リーダーで、
シータヒーリングの創始者です。
末期癌に冒された自身の右足を癒した経験から
シータヒーリングを開発しました。
脳の器官は、大脳、小脳、脳幹に分類できます。
大脳は脳全体の約八割を占めており、
大脳新皮質、大脳辺縁系に分類できます。
大脳新皮質は顕在意識を司り、
大脳辺縁系は潜在意識を司ります。
大脳新皮質は感覚や知覚の中枢であり、
人間らしい行動を司り、前頭葉、頭頂葉、
側頭葉、後頭葉の四つに分類できます。
前頭葉は思考を司り、
頭頂葉は感覚を司っています。
大脳辺縁系は本能的な情動を司り、
海馬、扁桃体、側坐核などからなります。
小脳は平衡感覚、姿勢の制御、筋肉運動など
運動全般の調整を司っています。
脳幹は間脳、中脳、橋、延髄から構成されています。
間脳は脳幹の最上部にあり、
その中に視床と視床下部があり、
視床下部からぶら下がるように
位置しているのが脳下垂体、
そして視床の上部後方には松果体があります。
中脳は主に小脳との連絡調整役のような役割を担っています。
橋は中脳と延髄を繋ぐ役割を担っています。
大脳は左右二つに割れており、
右半球と左半球があります。
この左右両翼を繋いでいるのが脳梁です。
この脳梁は神経細胞の太い束でできています。
大脳新皮質は大脳の一番外側にあり、
大脳の生成過程で最も新しくできたもので、
「人間脳」、「知性脳」、「霊長類型脳」と呼ばれています。
これは大脳新皮質系で、
知識、知覚、知性を司るようになりました。
物を考える、言葉を使う、状況を判断する、
意欲を持つ、想像力を働かせるなど、
高等な精神活動が営まれています。
ここに対応するのが顕在意識です。
大脳辺縁系は大脳新皮質ができる前に完成しており、
「動物脳」、「感情脳」、「哺乳類型脳」と呼ばれています。
ここは、恐怖、怒り、欲望など、
動物的な感情がむき出しにされます。
これは現代人にもそのまま残っています。
ここに対応するのが無意識です。
脳幹は最も古くできた脳で、
人類の遠い祖先が水から陸に
上がって以来、生き続けており、
「妖精脳」、
「本能脳」、
「爬虫類型脳」
と呼ばれています。
心臓の拍動、血液循環、呼吸、
体温、ホルモン分泌、生殖など、
生命活動を維持するのに必要な
すべての機能が集中しています。
脳幹は言語という表現手段を持っていませんが、
生命誕生以来のすべての情報を符号化して持っており、
内なる叡智と繋がっています。
ここに対応するのが潜在意識です。
私たちの脳は、左脳と右脳に分かれています。
左脳は、言語、計算、論理、分析などを受け持っています。
読む、書く、話す、計算するなどの
行為は左脳の役割になる訳です。
そのため、左脳は言語脳、論理脳、
デジタル脳などと呼ばれています。
左脳は顕在意識を司り、
生まれてから習った理性的知識を
貯蔵する現代脳と言われています。
右脳は、視覚、聴覚、感情、直感などを受け持っています。
絵を描いたり、楽器を演奏したりするのは右脳の働きです。
右脳は、イメージ脳、感覚脳、アナログ脳などと呼ばれています。
右脳は潜在意識を司り、
人類の誕生から現代まで進化してきた遺伝子の
すべての情報を貯蔵していると考えられています。
最新の研究結果によると、
脳に貯蔵されている情報は
ほとんど右脳にあるそうです。
そのため、右脳の潜在能力は左脳より
数百倍も高いと言われています。
人間の脳波には、ガンマ波、ベータ波、
アルファ波、シータ波、デルタ波があります。
左脳はベータ波の活動領域で、
右脳はアルファ波の活動領域です。
私たちが普通に生活している時の脳波は、
一般に18Hzくらいで、これをベータ波と呼んでいます。
心がリラックスして平静な状態が
保たれると15Hzくらいまで下がります。
これがさらに13Hz以下になるとアルファ波となり、
脳はリラックスと集中を同時に実現します。
人間の脳は視覚情報の処理に
キャパシティの90%を使っています。
目を閉じるだけで視覚情報が遮断され、
脳は休息モードになります。
目を開けている時はベータ波ですが
目を閉じるだけでアルファ波が出始めます。
11Hz以下のアルファ波になると、
超能力が現れるようになります。
複雑に変化する脳波の中でアルファ波だけが
f分の1揺らぎの変化に合致する事が分かっています。
脳波がさらに下がり、
8Hz以下になった状態がシータ波で、
これは瞑想の極致に達した時の精神状態と同じです。
シータ波は「仏陀の脳波」と言われ、
釈迦が悟りを開いた時の
脳波であると考えられています。
光が地球を1秒間に7.5周するのと同じように、
宇宙の波動は7.5Hzだと言われています。
これはアルファ波とシータ波のほぼ中間に当たります。
つまり、私たちが脳波をこのレヴェルに保つ事によって
宇宙の波動と同調できるのです。
宇宙の波動と人間の脳波がシンクロした時、
右脳の後頭葉にアルファ波からシータ波が現れるそうです。
この状態を変性意識状態と言い、
この状態に人を導くと、左脳が休んでいる状態になり、
それによって抑圧されていた右脳が活性化します。
松果体は高次元の意識とアクセスできる器官で、
第三の眼と称されています。
右脳が活性化すると、
松果体が受信した高次元意識からのメッセージや、
潜在意識からの情報を受け取る回路が開き、
脳全体が超感覚脳として機能し始めます。
天才画家のサルバドールやダリ、
天才物理学者のアイシュタインも
この変性意識状態のシータ波によって
様々なインスピレーションを得ていたとされています。
天才画家の絵の描き方は、
スプーンを手に取って椅子に座り、瞑想し続け、
眠りに堕ちる瞬間に持っていたスプーンが手から落ち、
目が覚めた時に見た夢を基に絵を描いたそうです。
アイシュタインもシータ波を出すために
手にコインを持って瞑想していたそうです。
天才と凡人の違いは、脳ではなく脳波にあるのです。
シータ波はアセチルコリンと非常に深く関わっています。
アセチルコリンが海馬を刺激してシータ波を出すからです。
アセチルコリンを分泌させてシータ波を
出す事ができれば記憶力を高めて
凄いアイデアを生み出す事ができます。
午前中は論理的作業に向いています。
午後からは創造的作業に向いています。
午後から夜にかけては
アセチルコリンが分泌されやすくなります。
午後の眠気が差す状態というのは
アセチルコリンの活性が高まって
シータ波が出やすい状態とも言えます。
午後になると論理による思考の縛りが緩くなり、
思いがけない発想ができるようになります。
夜の時間帯もシータ波が非常に出やすくて、
閃きや斬新な発想などが得られやすいため、
創造的な作業に向いていると言えます。
夜の遅い時間帯になると
アセチルコリンが出やすくなり、
論理的思考の縛りが弱まるとともに
創造的活動に向いた状態になります。
シータヒーリングとは、脳波をシータ波に保ち、
意識を存在の第七層に上昇させて創造主に尋ね、
創造主と共に働きかけるテクニックです。
シータ波は睡眠中に主体となる脳波です。
シータ波が沢山出ていると、起きていながら
夢を見る事ができるような状態になります。
それを睡眠脳波と呼ぶのですが、この脳波の時、
心が癒されたり、鋭い直感や閃きが得られます。
起きていながら睡眠脳波を出せる。
それは修行によって高僧が達する境地だとも言えます。
プラクティショナーは、脳波がシータ波優位になり、
創造のエネルギーに繋がった状態で、
クライアントがかくありたいと望む事柄をコマンドし、
クライアントの癒しの証人として見届けます。
その際、クライアントの問題の核となっている思考パターンや、
癒しが起きたかどうかを筋肉反射テストによって確認します。
クライアントは、潜在意識の四つのレヴェルのいずれかに
存在する自己を制限する思考パターンを解放する事で、
本来備わっているプラス思考やあらゆる可能性を呼び覚まし、
病気、仕事、蓄財、出会い、人間関係などが好転していきます。
シータ波状態で潜在意識の扉を開いて、
次に向かうのが、全く制限のない世界、
シータヒーリングでいう第七層です。
第七層とは、すべてなるもの、存在の根源、
純粋な創造のエネルギーを意味しています。
この層に繋がる事によって、
誰もが最高の知恵や愛を最も
クリアな状態で受け取る事ができます。
潜在意識の世界は多次元構造になっており、
シータ波状態を維持する事によって、
潜在意識の最も深いレヴェルにまで繋がりやすくなるのです。
ヴァイアナ・スタイバル女史によると、
存在の根源である第七層までの間には、
第一層から第六層までの世界があり、
私たちはこの七つの層に跨って存在しているといいます。
【第一層】鉱物の世界
【第二層】植物の世界
【第三層】動物・人間の世界
【第四層】霊界
【第五層】霊界
【第六層】法則の世界
【第七層】無条件の愛の世界
ヴァイアナ・スタイバルの見解によると、
癌細胞は憎むべき対象ではなく、
体にとってとても友好的で、
体内の毒素を扱っている静かなエネルギーだそうです。
アルファ波を出す方法
- 好きな音楽を聴く。
- クラシック音楽を聴く。
- 川のせせらぎを耳にする。
- 美しい風景を見る。
- 美味しものを食べる。
- 心地よい風を浴びる。
- アロマの良い香りを嗅ぐ。
- 目を閉じて安静にする。
- 一つの事に集中する。
- 深呼吸をする。
- 瞑想をする。
- 座禅をする。
- ヨガをする。
シータ波を出す方法
- 歩く。
- 踊る。
- 料理をする。
- 恋愛をする。
- 焼き肉を食べる。
- 座ったまま手足を動かす。
- 好奇心を刺激する。
- 空腹になる。
- 昼寝をする。
- 就寝前。