アスパラガスは疲労を回復させる
アスパラガスは地中海東部原産の
被子植物単子葉植物に属する
多年生草本植物です。
アスパラガスの主な産地は、
中国、ペルー、メキシコ、ドイツ、タイなどです。
国内の主な産地は、
北海道、長野県、佐賀県などです。
グリーンアスパラガスは、ヴィタミンA、B1、B2、
C、E、葉酸などを含み、栄養価が高いです。
一方、ホワイトアスパラガスは
日光に当たらないため、栄養価は低く、
ヴィタミンCが少し含まれている程度となっています。
アスパラガスは年中出回っていますが、
国内産の旬は春から初夏にかけてです。
五月のアスパラガスは、一月の三倍ものβ-カロテンが含まれています。
β-カロテンは色の濃い野菜に含まれており、
摂取された後に体内でヴィタミンAに変換されます。
カロテンは脂溶性ヴィタミンのため、
油で調理すると小腸での吸収が高まります。
グリーンアスパラガスには、アスパラギン酸という非必須アミノ酸の一種が含まれています。
アスパラギン酸は、体内の老廃物の処理、肝機能の促進、疲労回復などの作用があり、
皮膚に対しては、代謝を活性化させる作用があると言われています。
アスパラギン酸は、栄養ドリンクにも多く取り入れられています。
穂先に含まれるルチンは、毛細血管を丈夫にし、
高血圧を予防したり、ヴィタミンCの吸収を助ける働きがあります。
ルチンは水溶性ヴィタミン様物質で水に溶け出るため、
茹でたり煮たりするよりも、蒸したり炒めたりする方が望ましいです。
五月のアスパラガスは、露地栽培で太陽の光をよく浴びているので栄養価が高く、
ルチンの含有量は冬場のハウス栽培のものと比べると6.7倍も含まれています。
グリーンアスパラガスは、下の方が硬いので、
その部分だけ皮を剥いて茹でるとよいでしょう。
アスパラガスの保存方法
湿らせたキッチンペーパーに包み、
野菜用のポリ袋に入れて
冷蔵庫の野菜室に保存します。
2〜3日を目安に使い切りましょう。
アスパラガスの品種
- グリーンアスパラガス
- ホワイトアスパラガス
- ミニアスパラガス
- パープルアスパラガス