レタスは頭の疲れを癒す野菜
レタスは地中海沿岸、西アジア原産の
キク科アキノノゲシ属の
一年草または二年草です。
地中海沿岸から西アジアで野生種が発見され、
エジプトでは紀元前4500年頃から
栽培されている歴史の古い野菜です。
古代ギリシャやローマでも安眠効果があり
健康に良い野菜として紀元前から食べられていました。
日本には奈良時代に中国から入ってきましたが、
主流になったのは第二次大戦後で、
進駐軍が常食としたため、
日本各地で栽培されるようになりました。
現在は様々な種類のレタスが全国で生産され、
1年と通して流通しています。
レタスの主な産地は、
長野県が全国の約3分の1、
続いて茨城県、群馬県です。
レタスには、ヴィタミンA、B1、B2、C、
カリウム、ナトリウム、カルシウム、リン、
マグネシウム、鉄などが多く含まれています。
ヴィタミンA、C、Eが揃っているので、
美肌効果が期待できます。
β-カロテンは外側の緑色の部分に、
特に多く含まれています。
特に多く含まれているマグネシウムは、
筋肉組織、脳・神経組織の新陳代謝を活性化させ、
これらの組織の健全性を保つ重要な働きをします。
レタスの茎を切ると出てくる乳状の液はサポニン様物質です。
少し苦味があって、食欲増進、
肝臓や腎臓の機能を高める働きがあります。
また鎮静、催眠の効果があるとも言われており、
古くは鎮静剤として利用されていました。
レタスのさわやかな味わいは、
クエン酸やリンゴ酸などの有機酸によるものです。
クエン酸には乳酸の生成を抑える働きがあるので、
筋肉の疲労回復に役立ちます。
レタスは生食する事が多いので、
栄養素を損なう事なく摂る事ができます。
体を冷やす効果もあるので、
夏のお出掛け前には最適な野菜です。
レタスの保存方法
レタスは乾燥に弱いため、
湿らせたキッチンペーパーなどに包んで
野菜用のポリ袋に入れるか、
霧吹きをかけて湿らせて、
野菜用のポリ袋に入れて
葉先が上になるように立てて
冷蔵庫の野菜室に保管します。
芯の部分に
湿らせたキッチンペーパーをあてておくと
少しだけ日持ちします。
レタスの品種
- 玉レタス
- サニーレタス
- サラダ菜
- ロメインレタス
- グリーンカール
- フリルレタス
- ブーケレタス
- サンチュ
- 茎レタス