バターは糖質過食欲求を抑える
バターは、牛乳から分離したクリームを練って固めた食品です。
バターの歴史は古く、紀元前2000年のインドや
ポルトガルでも食用として使われていました。
ベルギーでは12世紀からバターが食べられていました。
ノルウェーでは13世紀からバターが食べられていました。
バターが日本に入ってきたのは江戸時代で、
戦後の食の欧米化に伴って日本人の
家庭の食卓に一気に広まりました。
バターの主成分は乳脂肪で、
食用油脂の中で最も消化が良く、
約99%の消化率で体内に吸収されます。
バターには、ヴィタミンA、D、E、K2、パルミチン酸、
ミリスチン酸、酪酸、セレン、CLAなどが含まれており、
赤ちゃんからお年寄りまで安心して摂取できます。
バターの60%以上は飽和脂肪酸で
酸化に強いので加熱料理に適しています。
牧草を食べて育った自然放牧牛の
乳から作られたバターが理想的です。
最も理想的なのは中洞牧場の
無塩のグラスフェッドバターです。
糖質制限食やMEC食を実践しても体重が落ちない人は
バターコーヒーを積極的に摂取するのが良いと思います。
バターは50gで消化に12時間かかるので
非常に腹持ちが良い食品だと言えます。
午前中はバターコーヒーだけで過ごす生活を
送っていると空腹感がなくなります。
バターを摂取する事によって脂肪酸エネルギーが持続的に
ミトコンドリアのクエン酸回路と電子伝達系に供給されます。
これは「油を摂って油を燃やす」という原理だと言えます。
バターを摂取すると糖質過食欲求が消失します。
糖質制限食やMEC食を実践してもうまくいかず、
反動で糖質を過剰摂取する人は少なくありません。
それは糖質代謝から脂肪酸代謝への
スイッチの切り替えがうまくいかないからです。
バターは、短鎖、中鎖、長鎖脂肪酸のバランスが優れており、
長時間継続的にアセチルCoAに変換され、
クエン酸回路にスムーズに入ります。
その結果、長時間継続的にATPが満たされるので
糖質過食欲求は消失します。
過食症や糖質依存症の人には
バターコーヒーの摂取が望ましいです。