首リンパ押すと痛い片側!首こり自律神経解消ストレッチ
最近、VDT症候群、
別名パソコン病が急増しているそうです。
パソコン病とは、パソコンのディスプレイを
長時間見続ける事で首に負担が掛かり、
肩や背中の凝り、痛み、頭痛、手の痺れ、
脱力感などの症状が現れる疾患です。
そもそも頭の重さは、成人で約5kgもあります。
因みに、成人男子の脳の重さの平均は1350g。
それに頭蓋骨や血管などを合わせると、
ボウリングの球くらいの重さになる訳です。
この重さを首はいつも支えている事になります。
人間の体において、
どこよりも首が重要と言われるのは、
生きていく上で大切な
器官が集まっているからです。
脳に血液を送る頸動脈、
呼吸を保つ気管、
食物を胃に送る食道、
様々なホルモンを分泌する甲状腺、
体を動かす全神経が
集結した脊髄などがあります。
体の中で、これだけ重要な器官が
集まっている所は他にはありません。
だから、首の具合が悪くなると、
重要な役割を果たせなくなってしまうのです。
首の凝りは悪化すると頸動脈を詰まらせます。
頸動脈が詰まると脳に血液が届かなくなるので
脳梗塞にもなりかねません。
ヴィタミンB12が不足すると、
首の凝りや痺れなどが起こりやすくなるので、
魚介類やレバーを積極的に摂るようにしましょう。
首は、脳と体を繋ぐとても重要な部位であり、
無数の重要な神経が
縦横無尽に張り巡らされています。
首の骨には脊髄という重要な
神経の束が通っています。
そのため、特に首の上半分は
「脳の一部」と言ってもいいくらいであり、
脳と全身の橋渡しをする
重要な繋ぎ目になっています。
首に密集している神経の中でも、
とりわけ重要なものに自律神経があります。
首の筋肉に異常が発生すると、
副交感神経が圧迫され、
その働きが鈍る事により、
自律神経失調症が生じるのです。
自律神経失調症が
慢性疲労や不定愁訴のような
様々な体調不良が起きる原因です。
PCやSPを見るために首を前に突き出す姿勢を続けていると
さらに頸椎に負担を掛けてストレートネックになります。
ストレートネックとは頸椎がまっすぐになった状態です。
もともと頸椎には緩やかな生理湾曲があります。
この生理湾曲がクッションの役割を
担って首への過重を和らげています。
ところが生理湾曲が失われると
頭を支える負担が首や肩の筋肉に直接及びます。
そして、筋肉が固まって首の痛みとなって現れます。
では、首を守るには
どうしたらいいのでしょうか。
一言でいえば、脊椎のS字カーブを
維持する姿勢を保つ事です。
顎を20度くらい上げた姿勢だと
背骨がS字型になります。
首の筋肉の異常を治して、
副交感神経が正常に働くようになれば、
慢性疲労も不定愁訴と
呼ばれる症状もすべて解消します。
首の筋肉にとって冷えは禁物です。
入浴をする時は温かいお風呂に
浸かって全身浴をするのが理想的です。
その際には、首まできちんと浸かる事が重要です。
お風呂から上がった後は、すぐに髪の毛を
ドライヤーで乾かす必要があります。
濡れた髪の毛はすぐに
冷たくなってしまいます。
その髪の毛が首に触れ続けると、
首の筋肉が急に冷えてしまいます。
ドライヤーの温風を首に当てると、
首の筋肉が温まり、
首凝りを和らげるという効果もあります。
あらゆる病気の原因は、
頸椎の歪みによる脳幹の機能低下であり、
脳幹を活性化する事が病気の治癒に繋がります。
首の後ろを温める
⇒頸椎を囲む筋肉が緩む
⇒頸椎が正しい位置に戻る
⇒脳幹が本来の機能を回復する
首の後ろを温めると、
筋肉内の血管が拡張して
血液の流れが良くなり、
筋肉の緊張が緩みます。
その結果、それまで筋肉に引っ張られて
歪んでいた頸椎が正常な位置に戻り、
締め付けられていた脳幹が解放され、
本来の機能が回復します。
それと同時に、体内では
自律神経の調整が行われます。
自律神経のバランスが整うと、
免疫系、内分泌系、
脊髄・筋肉系の働きも連動して良くなり、
自己治癒力を発揮できるようになります。
首の役割
- 脳に大量の酸素を含んだ新鮮な血液を送る。
- 脳からの指令を全身の自律神経に伝える。
首が正しい位置からずれると生じる悪影響
- 脳からの指令が体の器官に伝わりにくくなる。
- 心臓から脳への血液の流れが悪くなる
- 体の動きが悪くなる。
首の筋肉の異常が原因で発症する17の疾患
- 緊張型頭痛
- 眩暈
- 自律神経失調症
- 鬱病
- パニック障害
- ムチウチ
- 更年期障害
- 慢性疲労症候群
- ドライアイ
- 多汗症
- 不眠症
- 機能性胃腸症
- 過敏性腸症候群
- 機能性食道嚥下障害
- 血圧不安定症
- VDT症候群
- ドライマウス