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桜沢式とは

マクロビオティックとビーガンの違い

桜沢如一先生は、和歌山県新宮市出身の食養家で、マクロビオティックの創始者です。
海外では、ジョージ・オーサワというペンネームでその名を広く知られています。

 

桜沢如一先生は若い頃から体が弱くて
多くの病気に苦しんでいましたが、
石塚左玄先生の提唱する食養と出会い、
健康を回復します。

 

そして、石塚左玄先生が発足させた食養会に参加し、
新たに会長の座に就き、啓蒙活動を行い、
月刊誌なども発行して会員を増やしていきます。

 

のちの結婚した桜沢里真先生も体が弱く、
食養会に入会して健康を取り戻した一人でした。
1953年に共著で出版した『食養料理法』は、
その後、版を重ねてロングセラーとなりました。

 

1955年には、アフリカ・仏領ガボンにて
アルベルト・シュバイツァー博士と会見し、
アルベルト・シュバイツァー博士の元で、
死亡率100%とされる熱帯性潰瘍に自らかかり、
医薬を用いずにマクロビオティック理論を実践して
食事療法だけで治してみせたそうです。

 

桜沢如一先生は72歳で他界しましたが、
桜沢里真先生は夫の後を継いで活動を続けました。

 

1971年に桜沢里真先生が著した『マクロビオティック料理』は
のちに英訳されて世界中で大ヒットします。

 

マクロビオティックという言葉は、古代ギリシャ語が語源であり、
西洋医学の父・ヒポクラテスが唱えたマクロビオスに由来します。
macro=偉大な、bio=生命、tic=学術という三つからなる造語で、
大いなる宇宙や自然の在り方に適応するための生活術を意味します。
現在では、日本古来の食養生と中国の易の陰陽を
融合した食事療法の名称として用いられています。

 

明治時代に軍医・医師・薬剤師の石塚左玄先生が
食事療法としての玄米菜食を最初に体系化し、
その弟子である桜沢如一先生が
マクロビオティックという名称を用いて世界中に広めました。
その教えは、大森英桜先生、久司道夫先生などに
引き継がれてさらに発展していきました。
桜沢如一先生の奥様の桜沢里真先生は
99歳という長寿を全うされています。

 

マドンナ、シャロン・ストーン、ニコール・キッドマン、マイケル・ジャクソン、
ジョン・レノン、アル・カポネ、トムー・クルーズ、グウィネス・パルトロウ、
クリントン元大統領、カーター元大統領、坂本龍一さん、忌野清志郎さんなど、
多くの著名人が実践している事で世界的に脚光を浴び、
日本に逆輸入されてきました。

 

人間の歯は全部で32本あり、
臼歯が20本、切歯が8本、犬歯が4本という割合です。
臼歯は主に穀物をすり潰すための歯、切歯は野菜類を切るための歯、
犬歯は肉や魚を食いちぎるための歯であると考えられます。
歯の構成を見ると、人間は穀食動物であると推測する事ができます。

 

紀元前に書かれた中国の聖典『易経』にも陰陽論が説かれているように、
古代中国では、自然界のあらゆるものを陰と陽に分類し、世の中の物事や現象は、
すべて陰陽という二つの対立する性質から成り立っていると考えられてきました。
例えば、太陽は陽で月は陰、
奇数が陽で偶数が陰、
表が陽で裏が陰という具合になります。
太陽の光は七つの色で構成されています。
虹の外側には遠赤外線と近赤外線があり、
それから赤、橙、黄、緑、青、藍、紫ときて、
その外に紫外線と分類できるのですが、
私たちの目に映るのは赤から紫までの七色です。
そのうち、赤、橙、黄の三色は陽に分類されます。
一方、緑、青、藍、紫の四色は陰に分類されます。
こうした思想を陰陽思想と言い、
この陰陽思想はやがて五行と結び付いていく事になります。

 

五行説はもともと陰陽論とは別個に発展した五元論のようなものでしたが、
陰陽論と結び付いた結果、気の五つの様態を現すようになりました。
陰陽五行説では、陰と陽が交合した五つの状態を木、火、土、金、水と分類します。
この中で木は最も陽で、水は最も陰、土はちょうど中間という配当になります。
木、火、土、金、水に対応させて、人体の働きを五つに分けたものが、五臓五腑です。
五臓を中心に人間の体は機能しており、
肝、心、脾、肺、腎で現されます。

 

古代中国で成立した陰陽五行説は、
陰陽論と五行説とを組み合わせて、
宇宙から人事に至る全ての現象を説明しようとする理論です。
陰陽論と五行説は、それぞれ発生基盤を異にしたものでしたが、
中国戦国時代の思想家の鄒衍がこの二つを融合させ、組織的に整理しました。
これは中国のあらゆる思想・哲学に影響を与え、
日本に至っては陰陽道の基礎理論となりました。

 

陰陽五行説では食べ物にも陰と陽があり、
五つの味に分類されます。
体内に取り込まれた五味は、
それぞれの五臓六腑に作用します。

 

五味とそれぞれ作用する臓器

酸味 肝臓、胆のう
苦味 心臓、小腸
甘味 膵臓、胃
辛味 肺、大腸
鹹味 腎臓、膀胱

 

マクロビオティックの基盤は、無双原理です。
無双原理の根本は、遠心力の陰と求心力の陽です。
森羅万象が陰と陽の力で成り立っていると考えられています。

 

陰と陽の四つの法則

  1. 陰と陽は互いに引き合う。
  2. 陰と陰、陽と陽は反発し合う。
  3. 大きな陰は小さな陰を、大きな陽は小さな陽を引き付ける。
  4. 陰極まれば陽、陽極まれば陰に転じる。

 

人間、牛、豚、鶏、魚などの動物は陽性で、
植物は陰性という事になるようです。
陽性の人間と陰性の植物は互いに引き合いますが、
陽性な人間は陽性な動物とは反発し合います。
人間が同じ赤い血の動物を食べると、
体の中で反発が起こり、それが病気という形で現れます。
つまり、人間は植物を食べるのが自然だという事であり、
これが菜食主義の原点なのです。

 

食べ物に限らず、人間の体質にも陰性と陽性があります。
陰性、陽性のどちらかへの偏りが病気を生みます。
陰性体質でも陽性体質でもどちらでもない中庸の状態が健康である事を意味します。

 

陽性体質の特徴

  • 男性に多い。
  • 暑がり、高血圧。
  • 筋肉が発達している。
  • 顔色が赤黒く、髪の毛が薄い。
  • 声が大きく、張りがある。

 

陰性体質の特徴

  • 女性に多い。
  • 寒がり、冷え症、低血圧。
  • 痩せている、あるいは水太り。
  • 顔色が青白く、髪の毛が多い。
  • 声は小さく、掠れる。

 

陰性と陽性の間には、中庸という概念があります。
人間は、陰と陽の両方の性質を兼ね備えた中庸に属するようです。
従って、体を本来の中庸にする事で健康を保てると考えられます。
食材で言えば玄米が中庸の位置にあり、人間に最も適しています。
玄米の栄養成分は、構成や比率が人体のそれとほとんど同じです。
玄米ご飯には、胡麻塩という陽性なふりかけが定番となっています。
玄米と胡麻の取り合わせについては、2500年前に釈迦がまだ王子であった頃、
苦行林に入って実行された一日一粒の玄米と胡麻の無期限断食にまで遡る事ができます。
玄米を主食にして、 野菜、漬物、乾物などを副食にするのが理想的な食事であると言えます。

 

マクロビオティックには、身土不ニ、一物全体という概念があります。
暑い土地や夏の季節には、体を冷やす陰性の作物が収穫されますし、
寒い土地や冬の季節には、体を温める陽性の作物が収穫されます。
南方産の食物には、人間が暑さに対応しやすいように体を冷やす性質があり、
寒い冬に南方産の食物を食べると、
体が冷えて具合が悪くなってしまいます。
身土不ニとは仏教の経典にある言葉で、
身体と環境は渾然一体という意味です。
住んでいる場所の一里四方で採れた旬の作物を
食べていれば寿命まで健康を保てるのです。

 

一物全体とは、全体として分割されていない状態という意味です。
マクロビオティックでは、何でも丸ごと食べた方がよいと考えます。
一つのものを丸ごと食べると全身の陰陽バランスが調整されていくのです。
穀物の皮や胚、野菜の皮には、
それ以外のところにはないヴィタミンやミネラルが含まれています。
穀物を精製しない事、野菜の皮をむかない事、
根菜の葉を用いる事、魚を丸ごと食べる事が基本です。
逆に言えば、丸ごと食べる事ができない大きな魚や動物は、
あまり食べない方がよいという事です。
大きな魚や動物は、食物連鎖の関係で
様々なものが体内に溜まっているので注意が必要です。

 

マクロビオティックの中で最高段階とされる食事法は七号食です。
七号食とは、10日間、玄米、胡麻塩、梅醤番茶だけで過ごすという究極の体質改善法です。
桜沢如一先生は、アフリカで自らかかった熱帯性潰瘍を
10日間の七号食で治した経験があります。
シャカやキリストも悟りを開くために七号食を実践していたと言われています。

 

マクガバン報告の中に、
私たち日本人にとって極めて興味深い一文が載せられています。
「この地球上で、最も理想的な食事がある。それは日本の伝統食である」

 

江戸時代以前の日本人が摂っていた三大栄養素の80%は糖質と言われています。
それでいて現代人よりも体力や持久力が格段にありました。
戦国時代の武将や江戸時代の飛脚たちは、玄米と大豆と野菜だけの食事で、
強靭な肉体や精神を作り、山野を駆け巡る事ができたのです。

 

マクロビオティックは、元禄時代以前の日本の伝統食にも通じるものがあります。


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