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小豆はポリフェノールの宝庫

小豆の煮方圧力鍋

小豆は、東アジア原産のマメ科ササゲ属の一年草です。

 

小豆が日本に渡来したのは非常に古く、
紀元3世紀頃には中国から
伝わってきたとされており、
弥生時代の山口県天王遺跡、
静岡県登呂遺跡などから遺物として
小豆が発見されています。

 

小豆は神話時代から親しまれてきた食材で、
『古事記』や『日本書紀』にもその記述があります。

 

古代から日本では赤い色には
邪気を追い払う力があるとされ、
小豆は魔除けとして行事や
儀式などに供されてきました。

 

中国の明時代の薬学書『本草綱目』には、
小豆の効能や処方が記されています。

 

日本では江戸時代から脚気の
薬として利用されてきました。
小豆はかつて「赤いダイヤ」と呼ばれ、
先物取引の花形でした。

 

江戸時代には食器を洗う洗剤として
小豆の煮汁が使われていたそうです。

 

瀬戸内海にある小豆島は、
小豆の産地であった事から
この名が付いたとされています。

 

京都の小豆屋町、
宮崎県の小豆野原など、
昔、小豆と繋がりがあった所が
今も地名となって残っています。

 

小豆は赤飯などの料理に使われると共に
饅頭や羊羹などの和菓子の原材料として
古来より欠かせないものでした。
小豆の大部分は和菓子に使われます。
小豆が使われている和菓子を挙げてみると、
羊羹、饅頭、大福、きんつば、草餅、団子、
最中、鯛焼き、どら焼き、ぜんざい、御萩、
汁粉、あんパンなどがあります。
今も昔も庶民の好物と言えるものばかりで、
いかに小豆が日本人の食文化、和菓子文化に
密着した存在であったかが分かります。

 

小豆の中でも特に大粒のものは「大納言」と呼ばれ、
流通面でも加工面でも普通の小豆とは別扱いされます。
市場でも大納言は普通の小豆より高値で流通しています。

 

大納言は小豆の中でも、大きさ、色艶の良さ、
煮崩れしにくい事などに特徴があります。
そのため、大粒の形を生かして、
赤飯などの料理、甘納豆、
和菓子の小倉あんなどに使われます。

 

江戸時代には中納言、少納言という品種も生まれ、
現在も一部地域で栽培されています。

 

小豆は全国で栽培されていますが、
その作付面積は1960年代をピークに減少しています。
しかし、近年、その減少も緩やかになっています。

 

本来、小豆は温暖な土地を好みますが、
生育期間が短いので寒冷地でも栽培できます。

 

小豆の主要産地は北海道で、
国内生産量の約8割を占めています。
北海道の中でも特に十勝地方は
小豆の名立たる生産地として知られています。
十勝地方の小豆の主力品種は
「エリモショウズ」と「きたのおとめ」です。

 

種子を蒔く時期の違いから、
早生、中生、晩生に分類され、
夏小豆は早生から中生、
秋小豆は晩生の小豆を指します。

 

小豆の主成分は糖質で、
全体の半分以上を占め、
そのほとんどが澱粉です。

 

小豆の約20%は蛋白質です。
蛋白質の中でも、
リジンを豊富に含んでいます。

 

小豆は他の豆類に比べて、
脂肪分が少ないのが特徴です。

 

小豆には、ヴィタミンB1、B2、B6、E、葉酸、
鉄分、カリウム、カルシウム、マグネシウム、
サポニン、食物繊維などが豊富に含まれています。

 

小豆には玄米に近い量のヴィタミンB1が含まれています。
ヴィタミンB1は糖質の代謝を促進して疲れにくくします。
ヴィタミンB1が不足すると糖質の代謝が悪くなり、
体内に乳酸などの疲労物質が溜まりやすくなります。
かつて日本人に多かった脚気もヴィタミンB1の不足が原因です。
日本人が1日に必要とされるヴィタミンB1の量は
男性1.1mg、女性0.8mg、妊娠中0.9mgです。

 

小豆にはヴィタミンB2が含まれています。
ヴィタミンB2は体内にある脂質の代謝を助けて
余分な脂が体に残らないようにするだけでなく、
髪、爪、皮膚、細胞などの再生を助けてくれます。

 

小豆にはヴィタミンB6が含まれています。
ヴィタミンB6は蛋白質の分解を促進します。

 

小豆には鉄分が多く含まれています。
鉄分は血液を作る上で欠かせない存在です。
鉄分は赤血球中のヘモグロビンの主成分で、
鉄分が不足するとヘモグロビンが欠乏し、
血液が充分に作られなくなります。
ヘモグロビンは赤血球や筋肉の中で
酸素を運ぶ重要な役割を担っているので、
鉄分が不足すると酸素が末端まで行き渡らず、
疲労、貧血、目眩などを引き起こします。
鉄分を効率よく摂取するならこしあんがお勧めです。

 

小豆にはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムには体のナトリウムを排出させる働きがあるので、
高血圧予防の効果が期待できます。

 

小豆はポリフェノールが豊富で、
その含有量は赤ワインよりも多いです。

 

小豆に含まれているポリフェノールは、
カテキン、ルチン、プロアントシアニジン、
アントシアニンなどです。

 

カテキンは小豆のポリフェノールの中心的な存在で、
強力な抗酸化作用があります。

 

赤い品種の皮にはアントシアニンという
フラボノイドの一種が含まれているので、
皮の部分もなるべく食べるようにするのが望ましいです。
こしあんよりも粒あんの方が効果的です。

 

小豆の煮汁にはサポニンが多く含まれています。
サポニンには溶血作用があり、
血栓を溶解する働きがあります。
サポニンには体内の水分量を調節する働きがあり、
浮腫みの改善に効果があるとされています。
サポニンには血中コレステロールや
中性脂肪を低下させる働きもあります。
サポニンは皮の部分に多く含まれているので、
皮つきのままで食べるのが望ましいでしょう。

 

小豆は食物繊維が豊富で、
その含有量は牛蒡よりも多いです。
食物繊維は第六の栄養素として
脚光を浴びています。
小豆に主として含まれているのは
不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維には水分をはじめ
胆汁酸、塩類、脂肪などを吸着する働きがあり、
大腸癌の予防に効果的だとされています。
食物繊維の摂取量が減少傾向にある現代の
日本人にとっては欠かせないな機能性成分です。

 

小豆に含まれる難消化性澱粉には血清中の
総コレステロールを下げる効果があります。

 

小豆にはあんこに加工される過程で
生まれる抗酸化物質があります。
小豆に砂糖を加えて加熱する事で
メラノイジンという物質が生成されます。
メラノイジンは抗酸化力が非常に強いです。

 

小豆は癌を予防する機能性食材です。
小豆の持つ抗腫瘍活性機構として、
癌細胞のアポトーシスの誘導を促し、
その結果、癌の予防に効果を上げる事も、
確かめられています。

 

小豆の品種

  • 大納言
  • 中納言
  • 普通小豆
  • 白小豆
  • 黒小豆

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