【豆乳開封後】豆乳を毎日飲むとどうなる?腎臓に悪い?
豆乳は、大豆を水に浸してから磨り潰し、加熱してから搾った飲み物です。
1960年代まで、日本では豆乳を飲む習慣はありませんでした。
大豆の絞り汁が豆乳で、その残りがおからになります。
豆乳には食物繊維以外の大豆成分が、ほとんど残っているので、
「飲む大豆」と言われ、健康飲料として注目を浴びているようです。
生の大豆には体にとって毒になる成分が含まれています。
この毒は加熱によって除去されるのですが、
すべて除去される訳ではありません。
大豆は九つの必須アミノ酸すべてを含む高蛋白食と言われてきました。
しかし、九つの必須アミノ酸のうち二つは非常に含有量が少ないのです。
大豆にはイソフラボンというポリフェノールの一種が含まれています。
イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た化学構造をしており、
摂り過ぎるとホルモンバランスを崩す原因になると言われています。
一ヶ月間、毎日コップ2杯の豆乳を飲み続けていたら、
生理周期が乱れたという実験結果もあるそうです。
すべての豆には反栄養素というファイトケミカルが含まれています。
反栄養素には蛋白質やミネラルが体に吸収されるのを阻害する作用があります。
大豆には反栄養素が他の豆の何十倍〜何百倍も多く含まれています。
そのため、大豆は数日間、水を換えながら水に浸ける必要があります。
反栄養素を取り除く唯一の方法が発酵です。
味噌や納豆は発酵食品なので反栄養素は残らないのですが、
水分を多く含む豆乳や豆腐には反栄養素が残ってしまうため、
蛋白質やミネラルの吸収が阻害されてしまう可能性があります。
大豆は発酵によってエストロゲン様物質も減少します。
近年のアメリカのスーパーマーケットなどでは、
大豆不使用の「ソイフリー」という表示が多く見られるそうです。
最近のアメリカの健康志向の高い人々の間では、
「グルテンフリー」
「カゼインフリー」
「ラクトースフリー」
「ソイフリー」
の表示がある方が安心という意識が高まっているようです。
食べても良い食品
- 味噌
- 納豆
- 硬い豆腐
控えたい飲料
- 豆乳