パプリカはヴィタミンの宝庫
パプリカは、南アメリカ原産のナス科の多年草の果菜です。
大航海時代の15世紀にコロンブスが南アメリカで発見した唐辛子を持ち帰り、
18世紀にハンガリーに持ち込まれ、品種改良を重ね、パプリカが誕生しました。
生理学者のセント=ジェルジ・アルベルトは、
パプリカからヴィタミンCを発見し、
1937年にノーベル生理学医学賞を受賞しています
主な産地は、ハンガリー、スペイン、アメリカなどです。
日本での主な産地は、熊本県、茨城県、長野県などです。
日本へは1993年にオランダから初めて輸入され、
今では、90%が韓国とオランダから輸入されています。
日本で消費されるパプリカの約九割は外国産です。
パプリカは韓国国内ではほとんど消費されません。
韓国では、パプリカは主に日本への輸出用として栽培されています。
韓国品の輸出先の9割以上が日本です。
ほぼ毎日、日本の食卓では韓国産パプリカを使った料理が並べられています。
赤、黄、オレンジなどがあり、
料理の色彩としても用いられます。
サラダ、マリネ、ソテー、蒸し焼きなど、
地中海沿岸地域の様々な料理に幅広く使われています。
ハンガリーのシチュー料理グヤーシュには欠かせません。
パプリカは、β-カロテン、ヴィタミンC、Eが群を抜いて多く、
美容と健康に様々な薬理効果がある野菜と言えます。
ヴィタミンCは熱で壊れやすいのですが、
パプリカは厚い果肉に守られているため、
加熱により損失はほとんどありません。
生のままでも甘味がありますが、
加熱するとさらに甘味が増します。
肉厚で熱に強いので、
パエリアや煮込み料理にも最適です。
値段は少し高めですが、
ピーマンより日持ちするので、
買い置きするのに最適です。
ピーマン嫌いのお子様には、
パプリカから始めてみるのもよいでしょう。
パプリカの保存方法
野菜用のポリ袋に入れ、
冷蔵庫の野菜室に保存します。
パプリカの品種
- ハンガリー種
- スペイン種