アセンション2015

パーマー式とは

ダニエル・デヴィッド・パーマーは、カイロプラクティックの創始者です。

1895年9月18日、アメリカ合衆国アイオワ州のダベンポートで、
ダニエル・デヴィッド・パーマーは磁気治療師をしていました。

彼の治療室には、17年間も難聴に苦しむハーベイ・リラードという使用人がいました。
17年前のある日、ハーベイ・リラードは窮屈な姿勢で身体を曲げて作業をしていました。
そして、突然背中にボキッという音がして、それ以来聴力を失ってしまったというのです。

ダニエル・デヴィッド・パーマーは、ハーベイ・リラードをベットの上で横にして
彼の背中をよく観察したところ、脊椎の一つが微妙に隆起しているのを発見しました。

ダニエル・デヴィッド・パーマーは、その隆起のある関節を両手で押し込みました。
すると、17年間難聴だったハーベイ・リラードの耳が急に聴こえるようになったのです。

この事からダニエル・デヴィッド・パーマーは、背中の歪みが体の不調を招くと考え、
本格的に研究して体系化し、この新しい手技療法をカイロプラクティックと名付けました。

ダニエル・デヴィッド・パーマーは、この素晴らしい技術をもっと世に広めようと思い、
1897年には、パーマー・カイロプラクティック・スクールという養成学校を設立しました。

1924年には、アメリカのカリフォルニア州でカイロプラクティックが初めて法制化され、
その後、他の州も次々にこれに続き、カイロプラクティックは急速な発展を遂げました。

現在、カナダ、イギリス、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、オーストラリア、
ニュージーランド、香港など30ヶ国以上の諸先進地域で法制化され国家資格となっています。

ダニエル・デヴィッド・パーマーは、疾患の根本的な原因は背骨の歪みであると説いています。
背骨が歪む事で脳から発せられる電気信号の流れが阻害され、免疫機能が発揮できなくなるのです。

背骨は脳と内臓を繋ぐ脊髄の入れ物であるとともに、
全身の運動神経、感覚神経、自律神経の出入り口でもあります。
骨の歪みによってこの神経の出入り口が狭くなり、
少しの圧迫が加わる事で、神経の機能低下が起こる事があります。
特に首の骨の上部は、自律神経の副交感神経に大きな影響を与えます。
この骨の歪みにより、交感神経が優位になって、突如、不安感に襲われる事があります。

首には、心臓からの酸素の多い新鮮な血液の通り道があるため、
首の筋肉が硬くなっていると、顔や脳に血液が流れにくくなります。

「背骨の正しい人に病人はいない」と言われるように、脊柱を正しく保つ事が健康の第一条件です。
二足歩行の人間の背骨は、四足歩行の動物より歪みや狂いが生じやすいのです。

人間が進化して直立して歩くようになったため、
背椎骨は背柱として毎日約5~6kgの頭部を頸の上に乗せて支えています。
そのため、頸骨が副脱臼をしやすくなり病気の原因になります。

頸椎は体の働きに影響を与える神経が多く、特にこの頸椎の一番、四番、七番がずれやすいのです。
一番は頭部血液供給、四番は歯、鼻、気管支、七番は手足の神経などに働きます。

カイロプラクティックには、イネイト・インテリジェンスという概念があります。
イネイト・インテリジェンスとは、生命エネルギーという意味で使われています。

人間の体にはイネイト・インテリジェンスという生命エネルギーが循環しており、
このイネイト・インテリジェンスが正常に循環している間は免疫能力も働きます。

しかし、このイネイト・インテリジェンスの流れがどこかで滞ってしまうと、
体の免疫機能は低下し、疾患、体調不良などが発症するとされているのです。

カイロプラクティックとは、病気の原因であるサブラクセーションを手技療法によって取り除き、
人間が本来持っているイネイト・インテリジェンスを最大限に働かせる事が目的の手技療法です。

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Posted by iPhone at 08:59 | Comment(12) | TrackBack(07) |

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