苺とは
苺は、南米チリ原産のバラ科の多年草の果実です。
1492年にクリストファー・コロンブスがアメリカ大陸を発見した後、
ヨーロッパに持ち帰り、17世紀になり、品種改良されて現在の苺が作り出されました。
苺の主な産地は、栃木県、福岡県、熊本県、長崎県、静岡県、愛知県、佐賀県です。
苺はクエン酸、リンゴ酸などの有機酸が含まれているので、
食前に摂取すると胃液の分泌を増し、食欲を増進させます。
苺のヴィタミンCの含有量は檸檬を遥かに上回り、果物の中では最も多いです。
ヴィタミンCは、肌・皮膚を若々しく保つ美肌効果、
コラーゲンの生成を促進し、体組織細胞の傷を修復する効果、
メラニンの生成を抑え、染みを予防する効果があります。
鉄も多く含まれているので、貧血を改善する効果があり、
皮膚を美しくして血色のよい顔色を作ります。
苺はカリウムが多く、ナトリウムが全く含まれていないので、
血圧が高い方、塩分を取りすぎの方にもお勧めです。
苺に含まれているアントシアンという赤い色素成分はポリフェノールの一種で、
発癌を抑制する作用が期待できます。
苺には、フィセチンというフラボノイドの一種が含まれています。
フラボノイドは、強い抗酸化作用を持つポリフェノールの代表的な物質です。
フィセチンは脳の海馬に達し、長期記憶を高める情報伝達経路を刺激し、
記憶増強物質として働く作用がある事が分かっています。
フィセチンには、糖尿病合併症を抑制する作用もあると言われています。
苺に含まれているプロトカテク酸という成分には、発癌を抑える働きがあります。
苺の酸味成分であるメチルサリチル酸には、頭痛や神経痛を和らげる働きがあります。
苺には、水溶性食物繊維ペクチンの含有量も多いです。
ペクチンは、整腸作用を促進したり、コレステロールを排出したり、
糖分の吸収速度を緩和したりする働きがあります。
苺に含まれているリンゴ酸には、歯の表面の着色を浮かび上がらせる性質があるのだそうです。
苺と重曹を組み合わせる事により、歯のステインを除去するクリーナーになるそうです。
しかし、あまり磨きすぎるとエナメル質を傷つけてしまう恐れがあるので、
一週間に一度くらいがいいそうです。
苺には、虫歯予防効果のあるキシリトールが含まれています。
キシリトールはミュータンス菌が取り込んでも分解する事ができないため発酵せず、
虫歯の原因となる酸が作られません。
ミュータンス菌は分解する事のできないキシリトールをどんどん取り込むので、
疲弊してしまい活動が低下します。
長期間キシリトールを摂取し続けると、ミュータンス菌の繁殖力が弱まっていくため、
さらに酸が生産されにくくなり、虫歯になりにくくなります。
苺の品種
- とちおとめ
- あまおう
- ひのしずく
- 紅ほっぺ
- さちのか
- さがほのか
- やよいひめ
- あすかルビー
- ゆめのか
- 越後姫
- さぬき姫
- ももいちご
- とよのか
- 女峰
- 章姫
- もういっこ
- 初恋の香り
- いばらキッス
- アイベリー
- ダイアモンドベリー
- サマーティアラ
- ロイヤルクイーン
苺の薬効
- 美肌効果
- 風邪予防
- 頭痛予防
- 貧血予防
- 高血圧予防
- 動脈硬化予防
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