花梨とは
花梨は、中国東部原産のバラ科の落葉高木の果実です。
花梨は古くから薬用植物として使われていたようです。
日本へは平安時代より前に渡来していたと考えられています。
果肉が堅く、苦味があるので生食には適していないので、
果実酒、蜂蜜漬けなどに加工して常備するのが一般的です。
花梨には、糖質、ヴィタミンC、クエン酸、リンゴ酸、タンニン、
アミグダリン、カリンポリフェノールなどが含まれています。
クエン酸とリンゴ酸は、疲労物質である乳酸を代謝分解し、疲労回復に役立ちます。
花梨にはヴィタミンCが比較的多く含まれているので、
美しい肌を維持したり、風邪を予防するのに有用とされています。
カリンポリフェノールは、喉の炎症を鎮めて風邪や喘息の咳を止め、痰を取る作用があります。
アミグダリンが加水分解してできるベンズアルデヒドには、
抗炎症作用があり、これが咳を鎮める働きをします。
花梨に含まれている食物繊維の多くは不溶性です。
花梨に含まれている食物繊維ペクチンは、蠕動運動を促し、
腸内環境を整える作用があり、大腸癌の予防にも繋がります。
花梨の品種
- 伊那カリン
- 毛涯カリン
花梨の薬効
- 美肌効果
- 疲労回復
- 風邪予防
- 鎮咳作用
- 去痰作用
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