パセリとは
パセリは、ヨーロッパ中南部からアフリカ北岸原産のセリ科の越年生草本です。
ヨーロッパでは紀元前四世紀から栽培され、
野菜としてより薬草として用いられていました。
古代ギリシャ、ローマ時代には食中毒や二日酔いの予防に珍重され、
宴会の象徴とされていました。
また、競技会の優勝者に、パセリの冠を与えたと言われています。
特有の香りは、ピネン、アピオールという精油で、虫を付きにくくします。
また、殺菌効果もあるので、食中毒の予防に役立ちます。
洋食にパセリが添えられているのも、腸内で肉や脂の腐敗、消化不良を防ぐ意味があるのでしょう。
栄養価は高く、ヴィタミンA、B1、B2、Cなど多くのヴィタミンを含み、
鉄、カルシウム、マグネシウム、リン、イオウ、カリウムなどのミネラルも存分に含有しています。
他にも食物繊維、葉緑素なども含み、これら栄養素の含有量は、野菜の中でもトップクラスです。
パセリには、ピロロキノリンキノンという成分が豊富に含まれています。
ピロロキノリンキノンは細胞内のミトコンドリアをダメージから回復させる働きがあります。
パセリの品種
- 縮葉種
- 平葉種
パセリの薬効
- 食欲増進、健胃、整腸
- 利尿を促進する
- 眼、視神経の病気に奏効
- 眼、腎臓、膀胱、尿管の感染症に奏効
- 血管を若く、しなやかに保つ
- イライラやノイローゼの防止、改善
- 貧血を防止し、酸素運搬能力を増して、脳の働きを活性化
- クロロフィルや塩素が体内の老廃物を解毒
- 副腎や甲状腺、卵巣などのホルモン臓器の機能を正常化
- 肝機能の強化
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