オクラとは
オクラは、アフリカ北東部原産のアオイ科トロロアオイ属の植物の果実です。
女性の指先に似ている事から「レディースフィンガー」とも呼ばれています。
オクラには、独特のぬめりがありますが、
このぬめり成分は水溶性食物繊維ペクチン、ガラクタン、アラバンや多糖性ムチンなどです。
ペクチンは整腸作用を促し、コレストロールを排出したり、大腸癌を予防する効果があります。
また、消化吸収速度を抑えて血糖値の急激な上昇を抑える効能がある事から、
糖尿病の予防に効果的であるともされています。
ガラクタンは脳細胞を活性化し、免疫力を強化する働きがあるそうです。
食物繊維には水に溶けやすいものと溶けにくいものがありますが、
オクラは不溶性と水溶性の両方の食物繊維を持つため、整腸作用が大きいです。
もう一つ、オクラが糸を引く元になっているのがムチンという成分です。
ムチンは蛋白質と多糖類が結合した粘性物質で、
胃の粘膜を丈夫にしたり、蛋白質を分解する働きがあります。
つまり、肉や魚を食べる時にオクラを一緒に摂ると、
消化を促進する効果があるという事です。
オクラには葉酸が含まれています。
葉酸は「造血のヴィタミン」と呼ばれていて、
血液を作る際に重要な役割を担っています。
他にもオクラにはβ-カロテン、ヴィタミンB、C、E、
カルシウム、鉄分などの栄養素をバランスよく含んでいます。
オクラの品種
- 角オクラ
- 丸オクラ
- 赤オクラ
- 白オクラ
- ミニオクラ
オクラの薬効
- 整腸作用
- コレステロール低下
スポンサードリンク