芥子菜とは
芥子菜は、中央アジア原産のアブラナ科アブラナ属の越年草です。
日本への伝来は弥生時代とされており、
『本草和名』や『和名抄』に記載があります。
芥子菜の旬は一月末~四月頃です。
芥子菜の主な産地は、北海道、東北、関東などです。
葉や茎は、漬け物、煮物、お浸しなどに利用されます。
種子は、調味料や防腐剤などに利用されます。
独特の辛みはシニグリンという含硫化合物によるもので、
消化を促進し、胃酸を抑制する働きがあります。
芥子菜は、ヴィタミンA、C、E、K、葉酸、カリウム、
カルシウム、鉄などを豊富に含んでいます。
ヴィタミンA、C、Eを一緒に摂ると、
相乗効果によって抗酸化力を最大限に発揮し、
様々な生活習慣病を予防できます。
ヴィタミンAは、目の機能を正常に保ったり、
粘膜や皮膚を強くする働きがあります。
ヴィタミンCは、免疫力を高めたり、
ストレスに対する抵抗力を高めたり、
コラーゲンの合成を助ける効果があります。
ヴィタミンEは、毛細血管の血行を良くする働きがあり、
動脈硬化を防いで虚血性心疾患のリスクを下げます。
芥子菜は葉酸を多く含んでいます。
葉酸は赤血球の生成を助ける働きがあり、
胎児の成長に大量に必要だとされているので、
妊娠初期の妊婦の方には積極的に取り入れて欲しいです。
芥子菜はカリウムを豊富に含んでいます。
カリウムはナトリウムを排泄する働きがあるので、
高血圧予防の効果が期待できます。
芥子菜には鉄分が豊富に含まれています。
鉄分は赤血球の形成に不可欠で、
貧血予防に役立ちます。
芥子菜の品種
- マスタードグリーン
- レッドリーフマスタード
- サラダからし菜
- わさび菜
- 高菜
- コーラルリーフ
芥子菜の薬効
- 貧血予防
- 癌予防
- 動脈硬化予防
- 骨粗鬆症予防
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