蔓紫とは
蔓紫は、東南アジア原産のツルムラサキ科のつる性一年生草本です。
蔓紫は、古来より薬草として使われてきました。
その歴史は非常に古く、インドの古典医学アーユルヴェーダにも出てきます。
日本でも栽培されており、春に種を蒔けば一年草として収穫できます。
江戸時代前期には観賞用や染料として使われていました。
日本で食用として認められるようになったのは比較的最近です。
出荷量が多いのは福島県、宮城県、徳島県、千葉県、山形県などです。
食用になるのは葉と茎です。
独特の粘りがあるのが特徴です。
お浸し、和え物、サラダ、汁物の具などで利用されます。
蔓紫は菠薐草よりも栄養価が高いです。
β-カロテン、ヴィタミンC・E・Kなどのヴィタミン群の他、
鉄、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれています。
β-カロテン自体が強い抗酸化力で癌や細胞の老化を防いでくれる他、
体内で必要な量だけヴィタミンAに変わり、皮膚や粘膜を健やかに保ちます。
蔓紫はヴィタミンA・C・Eなどの抗酸化ヴィタミンが含まれているので、
美容面でも高い効果が期待できます。
蔓紫は暑さで食欲のなくなる夏場の栄養補給にも効果的な野菜です。
蔓紫の品種
- 青茎種
- 赤茎種
蔓紫の薬効
- 美肌効果
- 整腸作用
- 胃潰瘍予防
- 肝臓病予防
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