アセンション2015

ライチとは

ライチ

ライチは、中国南部原産のムクロジ科レイシ属の常緑小高木の果実です。

中国では紀元前から栽培され、
上品な甘さと香りから「果実の女王」と呼ばれています。
古くから強壮剤として用いられ、
皇帝への献上物として珍重されていました。

歴史上で最もライチを愛した事で有名な人物と言えば、中国の楊貴妃です。
楊貴妃は唐の時代の玄宗皇帝の妻で、世界三大美女の一人としても知られています。
玄宗皇帝は寵愛する妻のために、ライチを八日八晩かけて、
広東から早馬を走らせて都の長安まで運ばせたという逸話があります。
楊貴妃の美しさや艶かしさの秘密はライチにあったのではないでしょうか。

日本国内で流通しているライチは、
中国や台湾から輸入されたものがほとんどですが、
日本の沖縄県や鹿児島県でも生産されています。

生ライチは傷みやすくて日持ちしないので、
年間を通じて冷凍品として流通しています。
しかし、冷凍すると風味が抜けるため、
香り、風味、弾力など、すべてにおいて、
生ライチとは比べ物になりません。
生ライチは6月中旬から7月上旬のたった2週間のみ、
福建省、広東省、台湾などから輸入されています。
日本の中華料理店では夏限定でデザートとして登場します。

ライチの表面は赤い鱗状になっていて、
皮を剥くと乳白色半透明の果肉があり、
その中に大きな種が一つ入っています。

ライチには、ヴィタミンC、葉酸、カリウム、銅、
ロイコシアニジンなどが適度に含まれています。

ヴィタミンCはコラーゲンの生成を促し、
肌を美しく保つ働きがあります。

カリウムはナトリウムを排泄し、
血圧を安定させる働きがあります。

銅は骨や血管壁を丈夫にする働きがあります。

マンガンは骨の形成に関わりがあります。

ライチは葉酸が豊富で、その含有量はキウイフルーツの3倍と言われています。
葉酸は水溶性ヴィタミンの一種で、「造血のヴィタミン」と言われています。
赤血球の生成を促進する働きがあるので、
貧血予防の効果が期待できます。
葉酸は蛋白質の合成や、DNA・RNAを構成する核酸の合成に作用し、
細胞増殖が盛んな胎児や乳幼児が正常に発育するために欠かせません。
妊娠初期に葉酸が不足すると胎児が神経管閉鎖障害になるリスクが高くなるので、
妊娠中の女性は積極的に摂りたいものです。

葉酸が不足すると、
老化物質ホモシステインが増加し、
酸化ストレスが生じ、
体が錆びてしまい、
さらにテロメアまで短くなります。

葉酸は血液、細胞、神経などに欠かせません。
特に妊婦に必要なヴィタミンとして知られています。
また、貧血や骨粗鬆症の改善、胃炎にも奏効します。

ライチにはロイコシアニジンが含まれています。
ロイコシアニジンはポリフェノールの一種で、
細胞の酸化を抑制する働きがあるため、美肌効果が期待できます。

ライチの種は、うがい薬や咳止めに使われています。

ライチの品種

  • 玉荷苞
  • 黒葉レイシ
  • 妃子笑
  • タネナシライチ

ライチの薬効

  • 美肌効果
  • 貧血予防
  • 風邪予防
  • 鎮咳作用

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Posted by iPhone at 08:59 | Comment(12) | TrackBack(07) |

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