枇杷とは
枇杷は、中国南西部原産のバラ科の常緑高木の果実です。
葉の形が楽器の琵琶に似ている事が、名前の由来です。
果実の約90%は水分で、甘みの主成分である果糖と蔗糖に、
リンゴ酸やクエン酸などの酸味の成分が加わる事で初夏の味覚を醸し出しています。
枇杷に含まれるβ-カロテンの量は果物の中でもトップクラスで、
β-クリプトキサンチンというカロテンの一種が多く含まれています。
β-クリプトキサンチンは体内でヴィタミンAとして働き、
視力維持、髪や皮膚や粘膜の健康維持、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあります。
β-クリプトキサンチンは高血圧の予防を始め、癌予防や老化予防にも効くとされています。
枇杷には、クロロゲン酸というポリフェノールの一種が含まれています。
クロロゲン酸は、癌予防やインフルエンザ予防に効果があるとされています。
枇杷には、リンゴ酸、クエン酸などが含まれているので、
熱、咳、喉の渇きを癒してくれる効果があります。
枇杷は、果実だけでなく、緑葉や種子にも薬効があるとして、古くから漢方に用いられてきました。
枇杷の緑葉には、タンニン、アミグダリンが含まれ、咳止めや癌予防に効果があるとされています。
また、タンニンは細菌の繁殖を抑制するので、枇杷の葉温灸は皮膚疾患やかぶれなどにも有効です。
枇杷の種子は「枇杷仁」と呼ばれ、アミグダリンを含み、鎮咳や抗癌作用があります。
枇杷の品種
- 茂木
- 長崎早生
- 田中
- 大房
- 瑞穂
- 白茂木
- 土肥
- 涼風
- 希房
枇杷の薬効
- 癌予防
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