無花果とは
無花果は、アラビア南部原産のクワ科イチジク属の落葉小高木の果実です。
紀元前3000年のシュメール王朝時代には、
すでに栽培されていたそうです。
葡萄と並んで、
人類が食べる世界最古の果実の一つとされています。
ヨーロッパでは、アダムとイヴの時代から
「知恵の木の実」と呼ばれていました。
無花果は、実も葉も薬効と栄養価が高く、
「不老長寿の果実」と言われています。
無花果の主な産地は、トルコ、エジプト、アルジェリアなどです。
日本での主な産地は、愛知県、和歌山県、福岡県、兵庫県などです。
ところで、無花果の花は見た事がありますか?
無花果の花は実の中に隠れて咲くという変わった仕組みになっています。
無花果には、果糖、ブドウ糖、
クエン酸、リンゴ酸、酢酸、
ヴィタミンB1、B2、C、
カリウム、カルシウム、
食物繊維などが含まれています。
無花果の果汁から抽出される成分のベストアルデヒドは
癌予防に効果があるそうです。
無花果に含まれるクマリン類のベルガプテン、
プソラレンという成分は血圧降下作用があると
日本薬学会で発表されていて、
比較的多く含まれるカリウムとの相乗効果が期待できます。
無花果には水溶性食物繊維ペクチンの含有量も多いです。
ペクチンは整腸作用を促進したり、
コレステロールを排出したり、
糖分の吸収速度を緩和したりする働きがあります。
無花果には蛋白質分解酵素のフィシンが含まれ、
消化促進作用が強力なので、
食べ過ぎた時などに摂取すると脂肪がつきにくくなります。
無花果は熟すとあまり日持ちしないので、入手後はすぐに食べた方がよいです。
無花果の品種
- 桝井ドーフィン
- 蓬莱柿
- とよみつひめ
- ビオレ・ソリエス
- スミルナ
無花果の薬効
- 整腸作用
- 高血圧予防
- 動脈硬化予防
- 脳梗塞予防
- 心筋梗塞予防
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