アセンション2015

セロリとは

セロリ

セロリは、地中海沿岸原産のセリ科オランダミツバ属の一年生または多年生草本です。

古代ローマ・ギリシャにおいては食用にせず整腸剤、強壮剤、香料として用いていました。
また、セロリ特有の強烈な香りが魔除けとされ、祭りの日にセロリで部屋を飾っていたそうです。
食用に使われるようになったのは17世紀に入ってからです。

古代ギリシャの医者は、セロリを利尿薬、解熱剤、胃薬として用いてきました。
ヒポクラテスも「神経が疲れたらセロリが良い」と言っていました。

漢方薬の世界では古代から血圧を下げる薬として用いられていました。

日本には、豊臣秀吉さんの朝鮮出兵の際、加藤清正さんが朝鮮から持ち帰ったため、
別名「清正人参」と呼ばれています。

日本での栽培は明治時代から始まりましたが、
独特の匂いと苦味が日本料理には馴染みませんでした。
第二次世界大戦後、食卓の洋風化に伴い、定着するようになりました。

セロリは、独特の芳香と苦味が特徴の生食が可能な野菜です。
ヴィタミンA、B1、B2、C、鉄、マグネシウムなどを多く含んでいるので、
美肌効果、貧血改善、生理不順予防、更年期障害予防にも役立ちます。

セロリには、胃酸の分泌を抑え、胃や十二指腸の潰瘍を修復するヴィタミンUが含まれています。
飲み過ぎや食べ過ぎで荒れた胃を速やかに修復してくれます。

セロリに含まれるカリウムは高血圧の原因となるナトリウムを排出する効果があり、
食物繊維には食後の血糖値の上昇を抑えたり、悪玉コレステロールを低減する働きがあります。

セロリには含硫アミノ酸の一種であるメチオニンも含まれており、
常食すると肝臓の働きを強化し、同時に女性ホルモンの分泌を活発にします。
メチオニンは肝臓内に入ってきた毒素や老廃物を排除して代謝を促進させ、
血中コレステロール値をコントロールする働きがあります。
また、メチオニンには抑鬱症状を改善する効果もあります。

セロリの芳香成分は、テルペン、ポリフェノール、
アビオイルなどの精油成分が複雑に絡み合っています。

セロリの葉から発する独特の香り成分であるテルペンは精神を安定させ、
リラックス効果があると言われています。

アビオイルは、神経の高ぶりを抑えて、精神を安定させる働きがあり、
ストレスによる不眠症、精神不安、ノイローゼなどに効果があるとされています。

セロリの香り成分アピインには、精神を安定させる働きがあります。
アピインには、ストレスによる精神不安、不眠症、ノイローゼなどを和らげる働きの他、
血圧の上昇を抑え、血管を丈夫にし、動脈硬化を予防する働きがあります。

セロリの芳香成分の一つであるピラジンは、
脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を溶解する働きを持っています。

セロリの品種

  • 白色種
  • 赤色種
  • 黄色種
  • 緑色種
  • 中間種

セロリの薬効

  • 美肌効果
  • 貧血予防
  • 血栓症予防
  • 肝臓病予防
  • 高血圧予防

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Posted by iPhone at 08:59 | Comment(12) | TrackBack(07) |

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