黒バナナ健康法
バナナは、マレーシア原産のバショウ科バショウ属の果実です。
バナナは人類が最初に栽培した植物だと考えられています。
エデンの園で蛇がイヴを誘惑した時、バナナの陰に隠れていたという伝説から、
バナナの学名は「楽園の実」という意味だそうです。
バナナという名称は、アフリカのコンゴ地方の呼び名です。
東アフリカや中央アフリカでは主食として栽培が行われています。
日本に初めて伝来したのは、戦国時代と言われています。
バナナを初めて食べた日本人は織田信長さんだと言われています。
1903年、都島金次郎さんによって日本に
初めて台湾バナナが輸入されました。
1963年バナナの輸入が自由化され、
それまで高級品だったバナナが
庶民の手の届く果物になりました。
2010年からは東京の地下鉄駅構内やスポーツジムに、
バナナの自動販売機が設置されるようになりました。
木村秋則さんは
「バナナ一本が人を一日養う」
と言っています。
日本に輸入されているバナナは、
フィリピン産が9割以上を占めています。
バナナには、澱粉、ブドウ糖、果糖、蔗糖など、
様々な糖質が含まれていて、
それぞれ体内に吸収される時間が異なるので、
エネルギー補給が長時間持続します。
肉体労働者が仕事前に食べるのに最適な果物と言えます。
ヴィタミンB1、B2、C、カリウム、カルシウムなどがバランスよく含まれています。
特に塩分と水分を排泄して血圧を下げるカリウムが大量に含まれています。
バナナは、糖質の中でも比較的消化されにくいフラクトオリゴ糖を含んでいます。
フラクトオリゴ糖は他の糖類に比べて消化されにくい構造をしているため、
小腸で消化されず大腸まで届き、
ビフィズス菌や乳酸菌などの栄養源になり、
善玉菌が増殖します。
フラクトオリゴ糖は善玉菌であるビフィズス菌の栄養源にはなりますが、
悪玉菌であるウェルシュ菌の栄養源にはならないので、腸内環境が良好になります。
ビフィズス菌などの善玉菌が増殖すると、その過程で乳酸や酢酸などの有機酸が生成され、
腸内が酸性になり、悪玉菌が住めない環境を整え、腸の蠕動運動を促してくれます。
バナナには、セロトニンの原料であるトリプトファンが含まれています。
セロトニンは脳内で神経細胞に命令を出す神経伝達物質で、
精神を安定させ、リラックスさせる効果があります。
セロトニンが不足すると感情のコントロールがうまくできず、
鬱病の原因になりがちです。
バナナにはセロトニンの材料になるトリプトファンや、
その合成を助けるヴィタミンB6も含まれています。
バナナの香気成分であるオイゲノールというファイトケミカルは、
白血球の一部である好中球を活性化させて長時間免疫力を高める作用があります。
バナナには、多くのポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは高い抗酸化作用で悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、
動脈硬化、脳血管障害などの予防もします。
熟したバナナほど多くのポリフェノールが含まれています。
バナナを食べるのは朝の時間帯が最適です。
午前中に水とバナナだけで過ごすと、
消化能力が低い胃腸の負担を最小限に抑え、
胃腸の機能を回復させる事ができます。
バナナは水溶性と不溶性、両方の食物繊維をバランス良く含んでいるため、
小腸や大腸などの消化管の健康維持に役立つ腸内浄化食品と言えます。
果物は、ヴィタミンや食物繊維が多い事から、
1日200gを目安に摂取するよう推奨されています。
バナナを200gを摂取するとすると、バナナ2本分に相当します。
バナナは、小さな黒い斑点シュガースポットが出た時に食べると、
免疫効果が上がる事が分かっています。
バナナに含まれているファイトケミカルが血液中の白血球を増やし、
マクロファージが活発になり、体外から侵入する細菌やウイルスを除去する能力が高まります。
バナナの品種
- フィリピンバナナ
- 台湾バナナ
- エクアドルバナナ
- モンキーバナナ
- レッドバナナ
- 島バナナ
バナナの薬効
- 整腸作用
- 癌予防
- 高血圧予防
- 感染症予防
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