2023年6月29日放送のZIP!で隠れたヒット商品について紹介されました!
隠れたヒット商品!
ウタマロ石けん
なぜ今の時代に洗濯石鹸がヒットしているのでしょうか?
その理由は株式会社東邦が説明してくれます。
東邦の社長は西本武司さんです。
このウタマロ石けんが爆売れしているのは本当です。
年間約1200万個売れています。
新工場を建設して増産予定なんだそうです。
ウタマロ石けんは発売されて66年目になります。
発売当時はまだ洗濯板で手洗いしていた時代の石鹸になります。
1957年に東京の商社の依頼を受けて開発して以来ほとんど形が変わっていないそうです。
1960年代ぐらいから電気洗濯機が普及するようになると、みんなが粉洗剤を使うようになって固形石鹸はお役御免という形になりました。
それでも一部の愛用者のために細々と作り続けていました。
1998年、販売元の商社が廃業しました。
先代の社長もウタマロ石けんの製造を中止するしかないと考えるようになりました。
ですが、何人かのお客様から同じような電話を頂いて「ウタマロ石けんだけはなくさないで欲しい」という要望が多かったそうです。
そこで先代社長はウタマロ石けんの商権を買い取って作り続けようと決断しました。
これを機に関東周辺だけだった販売網を広げて関西でも販売開始されました。
ですが、売り上げは右肩下がりでした。
2008年、当時業務部長だった社長が過去の売り上げを調べていると、ウタマロ石けんの売り上げが上がっている事に気づきました。
10年くらいの売り上げを見るとじわじわ売り上げが上がっていたのです。
実際作っている側の人間がなぜ売れているのかよく分からない状況だったそうです。
そこで愛用者の元を訪ねて話を聞いてみる事にしました。
「ドロドロになっているのが真っ白になる」
「白衣のシミがよく取れるんです」
などの意見があったそうです。
愛用者は部分洗いをしてウタマロ石けんで綺麗にしていたようです。
そこで「部分洗い」を全面に押し出してアピールするようになりました。
販売圏を回って無料で配って「とにかく使って」と訴えるようにしました。
すると、SNSの口コミでも拡散されるようになりました。
この10年ぐらいで売り上げが6倍に増えているそうです。
まとめ
年間約1200万個売れている今でも日々研究・改良が続けられているそうです。
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