最後の回線が利用できなくなりました
iPhone XS/XS Max/XR以降のモデルで、eSIMに対応したiPhoneを使用している場合、登録された電話番号にかける際に、「最後の回線が利用できなくなりました」というエラーメッセージが表示される場合があります。
このエラーメッセージが表示された場合、ダイヤルを続ける前に「残存する回線で通話しますか?」という確認メッセージが表示されます。
この確認メッセージは、電話アプリの着信履歴や、連絡先アプリに登録された番号にかけた場合にも表示されます。
このエラーメッセージが表示される原因、iPhoneが有効なeSIMがあるにもかかわらず、物理SIMカードのみで利用していると誤認識する事によるものです。
このため、ダイアログ上の「発信」ボタンをタップし、かけようとしていた番号へそのまま発信する事ができます。
このエラーメッセージは、eSIMを有効にしていた場合にも表示される場合があります。
eSIMを有効にしていたのに、後に削除した場合や、実際に物理SIMカードとeSIMの2回線を利用している場合は、発信に使用する回線をSIMカードの番号のものに変更する必要があります。
連絡先アプリで対象人物の項目を表示し、「編集」をタップして、「主回線を使う」を選択する事で、問題を解決することができます。
ただし、このエラーメッセージが繰り返し表示される場合、着信履歴を削除する事で解決することができます。
また、iOS 15へアップデートしてからこのエラーメッセージが発生するようになったという報告もあります。
この場合、iOSを最新のものに更新してからiPhoneを再起動することで、問題を解決する事ができます。
残存する回線で通話しますか
最近、インターネットやスマートフォンなどの普及によって、通信手段が多様化していますよね。
ですが、あらゆる手段が使えなくなった場合、最後の手段となる回線がある事をご存知でしょうか?
最後の回線とは、地上に敷設された電話回線の事で、災害時や緊急時には重要な役割を担っています。
ところが、最近では、最後の回線が利用できなくなる事態が相次いでいるとの報告があります。
具体的には、地震や台風などの自然災害や、工事や事故などによって、地下の電話回線が切断される事があるためです。
その結果、通信手段が全く取れなくなってしまう場合があります。
この問題に対して、NTTなどの通信事業者は、回線の耐震化や冗長化などの対策を進めています。
ですが、完全な対策を講じるには膨大なコストがかかるので、現状では十分な対策が取られているとは言い難いです。
もしも最後の回線が利用できなくなったら、携帯電話などの通信手段も使えなくなってしまいます。
そこで、公共の場所に設置されている非常用電話や、自宅にある古い電話機などで通信を行う事が必要になります。
また、最近では、災害時に通信手段を確保するための非常用通信アプリも沢山リリースされています。
これらのアプリは、ネット環境があれば使えるものが多いので、あらかじめダウンロードしておく事が大切。
最後の回線が利用できなくなる事があるため、今一度、通信手段を確認し、災害時に備える事が大切です。
残存する回線で通話しますか、あらかじめ考えておきましょう。
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