チェリーとは
チェリーは、アジア西部原産のバラ科サクラ属サクラ亜属の落葉高木の果実です。
チェリーは有史以前から食べられてきた古い歴史を持つ果実です。
日本には明治のはじめに輸入されました。
日本のチェリーの生産地としては山形県が全国の収穫量の7割を占めています。
その中でも山形県東根市は日本一の生産量を誇ります。
チェリーは旬のある果実で、
6～7月の限定された時期にしか出回らないです。
チェリーは小さな果実ですが、多彩な栄養素が含まれています。
チェリーには、β-カロテン、ヴィタミンB1、B2、C、葉酸、
カリウム、カルシウム、鉄、リン、有機酸、ソルビトール、
アントシアニン、ケルセチン、食物繊維などが豊富に含まれています。
チェリーには鉄分が多く含まれており、
その含有量は果物の中でもトップクラスで、
貧血体質の改善に効果が期待できます。
チェリーにはカリウムが比較的多く含まれています。
カリウムには体内のナトリウムを排出する働きがあり、
高血圧予防の効果が期待できます。
チェリーには葉酸が比較的多く含まれています。
葉酸は水溶性ヴィタミンに分類される生理活性物質で、
貧血を予防する効果があり、特に妊娠中の女性に必要とされています。
アメリカンチェリーにはポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれており、
眼精疲労の軽減の効果が期待できます。
チェリーの酸味は、リンゴ酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸などの有機酸です。
これらの成分には、疲労回復、食欲増進、血行促進などの働きがあります。
チェリーに含まれているソルビトールは、
虫歯予防としても用いられている天然甘味料です。
チェリーは低温に弱いので密封して冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
収穫後2、3日まで美味しく食べられます。
チェリーの品種
- 佐藤錦
- ナポレオン
- 紅秀峰
- 高砂
- 北光
- 南陽
- 香夏錦
- 紅さやか
- 豊錦
- 大将錦
- ジャボレー
- 月山錦
- アメリカンチェリー
チェリーの薬効
- 整腸作用
- 貧血予防
- 血栓予防
- 高血圧予防
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