アセンション2015

ブルーベリーとは

ブルーベリー

ブルーベリーは、北アメリカ原産のツツジ科スノキ属シアノコカス節の落葉低木の果実です。

ネイティヴ・アメリカンが食用にしていたものを改良し、
20世紀の初めに米国北東部で栽培されました。
日本へは1951年に導入され、1975年から本格的に栽培が開始されました。
比較的新しい果物と言えます。

最近の研究では、糖尿病のリスクを下げる事が分かってきました。

ブルーベリーの主な産地は、アメリカ、カナダ、ポーランドなどです。
日本での主な産地は、長野県、茨城県、群馬県、東京都などです。
関東とその近郊が一大生産地となっています。

日本の気候でも育つ適応力があり、
管理次第では農薬を使わなくても栽培できます。

最近では、ガーデニングブームとも重なり、
家庭で栽培する人も増えてきています。

ブルーベリーは皮を剥かずに食べられるので、
栄養素を丸ごと摂取する事ができます。

特有の甘酸っぱさが好まれ、パイ、ジャム、ジュース、缶詰などに幅広く利用されています。
第二次大戦中、ブルーベリージャムを多食していた英空軍パイロットの視力が向上した事から、
効能の研究が始められ、今では医薬品としても使われています。

◆ブルーベリーは大きく三種類に分けられます。
・寒冷地向きのハイブッシュ。
・暖地向きのラビットアイ。
・荒野に自生するローブッシュ。

ブルーベリーのカロリーは100gあたり49kcal、
100gというのは握り拳1個分くらいです。

ブルーベリーは、ヴィタミンB群、C、E、カリウム、食物繊維などを含んでいます。

ブルーベリーに多く含まれているヴィタミンEは、
高血圧予防や動脈硬化予防に効果があるとされています。

ブルーベリーは高血圧の予防効果が高いカリウムが豊富です。
カリウムの摂取量というのは皆さん不足していて、
日本人の食事摂取基準の目標値に達していません。
特に夏場は汗をかきますので、カリウムを失いやすいです。

ブルーベリーはアントシアニンが豊富で、
その含有量は赤ワインの8倍以上と言われています。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、
目の中で光刺激によって情報を伝達しているロドプシンという色素体の再合成を促す作用があり、
視覚機能がよく働く事、夜間の視力が良くなる事、視野が広がる事の三つの効果が期待できます。
視力回復に期待できる摂取量の目安は一日40gで、20~30粒程度です。

アントシアニンは、ヴィタミンEの50倍もの抗酸化作用があり、
癌、心筋梗塞、脳卒中、炎症性疾患、老化などの予防に効果があります。
アントシアニンは、生のブルーベリーよりも乾燥品に多く含まれています。

カリウム、アントシアニン、食物繊維が豊富なので、
癌、糖尿病、心筋梗塞などのリスクを下げるという事が、
人を対象とした医学研究で明らかになっています。

ポリフェノールの一種であるカテキンも意外に多く、
ヴィタミンE、アントシアニンなどの相乗作用による癌予防効果が期待できます。

ブルーベリーには、アントシアノサイドという水溶性の植物色素が含まれています。
アントシアノサイドは、アントシアニンと糖が結合した配糖体で、
大腸菌や感染症の細菌を撃退する働きがあります。

ブルーベリーには食物繊維も多く含まれ、
その含有量はレタスの3倍と言われています。

ほとんどのブルーベリーは無農薬で作られていますので、
食べる時は軽く洗う程度でいいと思います。
それから、冷蔵庫でも湿度の高いチルド室に入れると、
少しですが日持ちが長くなります。

ブルーベリーの葉っぱは果実よりも、
抗酸化力が非常に高いです。
ブルーベリーの葉っぱにはプロアントシアニジンが含まれています。
プロアントシアニジンはポリフェノールの一種で、
抗酸化力が非常に高いのが特徴です。
ブルーベリーの葉っぱには果実の約10倍のプロアントシアニジンが含まれています。
プロアントシアニジンは脂肪肝に効果があると言われています。
一般的に脂肪肝になったら、
肝硬変になって肝癌になると言われていますから、
それを抑制するという事は、
最終的には肝臓癌の予防に繋がる訳です。

プロアントシアニジンを手軽で効果的に摂る方法は、ブルーベリー茶です。
自宅で育てているブルーベリーの葉でもお茶にする事ができます。

タンニンの一種であるプロアントシアニジンは熱湯に加えても変化しないので、
お茶に適しています。

ブルーベリー茶に向いているのはラビットアイ系です。
ラビットアイ系の葉にはプロアントシアニジンが多く含まれています。
若葉じゃなくて色の濃い根元にある葉の方がお茶に適しています。

ブルーベリーの品種

  • ハイブッシュ系
  • ラビットアイ系
  • ローブッシュ系

ブルーベリーの薬効

  • 眼精疲労改善
  • 視力回復
  • 癌予防

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Posted by iPhone at 08:59 | Comment(12) | TrackBack(07) |

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